ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第51回

ウィズコロナは行動し審美眼を養い感受性を豊かに

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、販売員やZ世代に向けて審美眼を養うことの重要さを伝える話。

【賢者が選んだ注目ニュース】
「販売員はブランドの伝道師である」販売員取材歴20年のライターが熱く語るわけ
「エルメス」が原宿でフィットネスイベント開催

 「販売員は、ブランドや企業を代弁する伝道師」といわれるがその通りだと思う。私は32年間の百貨店人生を販売員からスタート。16年間は販売部に所属し売り場にも立っていた。そのため今でも百貨店はもちろん、駅ビルやドラッグストアなどに足を踏み入れると製品以外に販売員を見てしまう。ファーストアプローチの仕方が気なるのだ。声掛けのタイミングなどでその店舗が良い店か、売れている店舗なのかが分かる。優秀な販売員は人をよく見ている。お客さまが目的をもって来店しているのか、下見に来ているのか、時間がないのか、などを察知する。洞察力が優れているのだ。それができた後は、ファッションやメイク、ヘアスタイルなどの雰囲気を確認してお客さまと最適な距離感で接客をしているケースが多い。

 そのほか、ブランドや製品が好きであることも大前提だ。製品が生まれたストーリーなどを伝える際にそれが伝わる。接客歴1年でも原石はいる。マニュアルで覚えるだけでなく、たどたどしくても自分の言葉に置き換えて伝える姿勢があると好感が持てる。また、自分磨きをすることも大切だ。他ブランドや他店舗などをリサーチしたり、アートに触れたり本を読んだりするなど、自分を高めることが接客にも生かされる。

 スマートな所作も必須だ。化粧品ブランドの販売員は所作の教育が徹底している。椅子の引き方や、ケープの掛け方なども訓練する。売り場では360度見られている意識が大切だ。よく言われると思うがステージに立っている気持ちでいることを忘れてはいけない。販売員は納品の処理や検品、配送、店出しや計数管理も必要。しかもそれを店舗でやることが大半だ。こうした裏方の仕事をいかに美しい所作でできるかもポイントとなる。事務的作業をしている間にも接客が入るので、切り替えが上手であることも求められる。

この続きを読むには…
残り884⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

登山特集2024、多様化する山カルチャーを追え! 人気ガレージブランドや山道具店を取材

「WWDJAPAN」7月15日号は、“登山特集”です。登山人口はコロナからの回復を除いて長らく漸減が続いていますが、一方で「20〜40代の若年層が山に増えている」といった声も聞きます。新世代が山に増えたことで、従来の登山のあり方だったピークハント(山頂に登ること)以外にも、さまざまな山の楽しみ方が広がっています。変化の中にある登山市場を取材しました。 過去10年間で“ウルトラライトハイキング”(以…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。