ビューティ

「性別にとらわれないビューティ」とは? 「今週の特集お届け隊」2021年7月26日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年7月26日号からの抜粋です)

中出:美容ジャーナリストの加藤智一さんは2015年から2年間、開発者を取材する月イチ連載をご寄稿くださり、私が編集を担当していました。その後も常々何か一緒にやりたいとお声がけいただいていたこともあって、今回の「秋冬新色特集」の監修をお願いしました。

村上:毎月1人くらい外部の方に特集を監修してほしいし、僕らはまだまだ美容家の方たちとのお仕事が少ないので、いい機会だったね。

中出:はい。メイクトレンドはこれまでファッションのランウエイや各ブランドの新作からまとめてきましたが、年々トレンドといえるものがなくなりつつあると感じていました。一方で、化粧品のキャンペーンに男性が起用されることが増え、直近では男女が1枚のビジュアルに収まるようになってきました。そこで今回は「性別にとらわれないビューティ」を特集テーマに決めました。

村上:トレンドがなくなってきているのはファッションも同じ。加えてビューティ業界は、一方的な色の提案をブランド側がためらうようになってきたね。「今年の色はコレです!」ではなく、いろいろ用意して「あなたの個性を引き出せる色を提案します」と発信するようになってきた。

中出:加藤さんならではの視点もあり、これまでとは違ったアプローチができたと思います。宇多田ヒカルがノンバイナリーであることをカミングアウトするなど、男性性にも女性性にもあてはめない動きがあることは知っていましたが、欧米では男性性と女性性が流動的な「ジェンダーフリュイド」という言葉があるそうで。加藤さんからは「ジェンダーフリーで使える」という表現ですら弱いんじゃないかと指摘され、いろいろ考えさせられました。“自分らしいメイク”が重要なのですが、コンセプトから突っ込んで考えないといけないと思いました。

村上:この2〜3年、ものすごいスピードで価値観が変わってきた。多様化する個性に対してどうアプローチするか、どう寄り添うのかの一つのアイデアというか、気付きのきっかけになる特集になったんじゃないかな。

中出:そう思います。加藤さんとは、秋くらいから動画コンテンツも始める予定、乞うご期待です!

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業界に贈るZ世代の声 ファッション系サークル所属の 大学生がサステナブルを語る

「WWDJAPAN」9月20日号は、ファッション系のサークルに所属する大学生とタッグを組んで、Z世代のファッションやサステナビリティに関する意識に迫りました。青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学から生まれた団体の活動内容や業界への思い、お気に入りのアイテムなどを紹介します。ファッションが好きだからこそ洋服の大量廃棄問題や環境への負荷について、学生目線で「できることはないか」と考える学生…

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