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ナイキの元従業員が電信・郵便詐欺で逮捕 約1億6000万円をだまし取った疑い

 電信・郵便詐欺などの疑いで逮捕されていたナイキ(NIKE)社の元マーケティング・マネジャー、エロル・アンダム(Errol Andam)が電信・郵便詐欺の事実を認め、司法取引に応じた。米オレゴン州の新聞「ザ・オレゴニアン(THE OREGONIAN)」が第一報を報じた。この件についてナイキの担当者からはコメントを得られなかった。

 2月初旬、連邦検察当局はアンダムがナイキ社から約150万ドル(約1億6500万円)をだまし取り、詐欺行為の計画の一環としてマネーロンダリングとローン申請書への虚偽記載も行ったとして起訴した。

 アンダムは2001年から18年に解雇されるまでオレゴン州にあるナイキ本社に勤務。ナイキの北米地域のリテール・ブランド・マーケティング部門マネジャーを務め、米国内のスポーツ大会やそのほかの特別なイベントに出店する「ナイキ」のポップアップストアの店舗デザインや建設、運営を統括していた。

 アンダムは16年夏に幼少期からの友人に会社を立ち上げさせ、「ナイキ」のポップアップストアのデザイン・建設の依頼先として契約し、自分のマネジャーとしての立場を利用して友人の会社に仕事をあっせんしたとみられている。アンダムは友人の会社で公式には役職に就いていなかったが、同社の財務運営の大部分を監督し、口座の管理を行っていたという。また、「フランク・リトル」という偽名を使用してナイキ社に請求書を発行していたとされている。

 司法取引に関する裁判期日は4月12日に予定されている。本件を報じた「ザ・オレゴニアン」によると、アンダムが電信詐欺やマネーロンダリング、虚偽の住宅ローン申請書提出の罪を認めた場合、24~37カ月の懲役刑が下るという。また、ナイキ社に149万ドル(約1億6000万円)、別の会社に17万3172ドル(約1900万円)の賠償金を支払うことになるという。

 2月初旬に起訴された当初、アンダムは最高で30年の懲役刑と450万ドル(約4億9500万円)の罰金刑、釈放後も5年間の監視が付く可能性があった。

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