ファッション

AMIAYAの「ジュエティ」が3Dパターン導入でD2C商品拡大 21年春から「ファンと作る」を本格化

 双子インフルエンサーのAMIAYAによるマークスタイラーのファッションブランド「ジュエティ(JOUETIE)」は、CG製作などを手掛けるGOOD VIBES ONLY(以下、GVO)と組み、3Dパターンや3Dグラフィックを活用した商品企画を開始した。サンプル製作や着用画像撮影にかかる時間を短縮することで、ブランドファンの声を取り入れた商品をスピーディーに企画・販売する。この仕組みと連動し、「2021年春夏以降、ユーチューブライブなどで定期的にライブコマースを行い、ファンを巻き込んでモノ作りを行っていく」(中見川宜紀マークスタイラー執行役員第3本部本部長)考えだ。

 第一弾商品は11月6日からマークスタイラーの自社EC「ランウェイチャンネル(RUNWAY channel)」で販売する予定で、ロングスリーブTシャツ(5000円)、ウェスタンディテールのワンピース(9000円)、オーバーサイズのフーディー(7000円)、サテンパンツ(7000円)の計4アイテム。現在予約を受け付けている。3Dパターンを採用することで、「サンプル製作にかかるコストが削減できるとともに、不要なサンプルの廃棄も減らすことができる」。また、着用画像や動画もCGで作成できるため、すぐにECで予約を開始できる。実際に、この記事につけたAMIAYAの着用画像やマネキン動画も合成だ。「生産に着手するまでの企画段階で、通常よりも2週間前後期間を短縮できる」という。

 サンプルをCGで作成し、すぐに予約を開始できるという特性を生かし、「ファンとライブコマースでコミュニケーションを取りながら、ファンの声を生かして商品を一緒に作っていく」というD2C(Direct to Consumer、顧客直結型)型の手法を今後は取り入れていく。ライブコマースでよく求められる、「伸長別、体形別のスタイリング画像や動画も、CGですぐに表現できる」点がポイントだ。「全商品の企画手法をD2C型にするというわけではないが、まずはディレクターのキャラクターが立っていてコミュニティー化しやすい『ジュエティ』でスタートし、他ブランドにも広げることを検討していく」。ゆくゆくは、各ブランドの販売員一人一人がインフルエンサーとなり、自身のインスタグラムアカウントなどで合成画像を使ったライブコマースを進めていくのが目標だ。

 3Dパターンはコストや廃棄の削減、企画期間の短縮といった生産畑ではよく話題になるが、「販売にまでつなげて考えている取り組みはあまりない」と中見川執行役員。また、GVOは自社でもインフルエンサーによるD2Cブランド「ステラヴィアナ(STELLA VIANA)」などを手掛けている。

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