ファッション

AMIAYAやアリアナさくらが増上寺を歩いた「アツシ ナカシマ」のコレクション バックステージには初披露のアイライナーも登場

 「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」はミラノ・ファッション・ウイークで、2021年春夏のショーをオンライン配信した。

 コレクションのテーマは“和魂洋才”で、「日本古来の精神を尊重し、西洋から優れた知識と技術を摂取し活用して、調和と発展を目指したい」という思いを込めた。特攻服からインスピレーションを得た刺しゅうを施したトレンチコートやシャツ、日本画をリスペクトした龍や虎のイラストが入ったアウターなどが登場した。

 撮影場所には“日本の美しい文化を世界に発信したい”という意図から、600年以上の歴史を持つ増上寺を選択。AMIAYAやアリアナさくら、AKIRA、TaikiとNoah、NANAといった人気モデルがランウエイに見立てた境内をウオーキングした。

 モデルのヘア&メイクに関して、ヘアのヘッドアーティストを務めた雑賀英敏「トニーアンドガイ(TONI&GUY)」インターナショナルアーティスティックディレクターは「日本の髪の美しさといえば艶。フォルムはシンプルにし、面を作って艶感を強調することを心掛けた」とコメント。メイクのヘッドを務めた松森あず沙ヘア&メイクアップアーティストは「全体的にモデルの個性を生かしつつ、和を意識した切れ長のアイラインをポイントにした」と話した。

 バックステージで使用したアイライナー“ニブ リクイドアイライナー BK1”は、「アツシ ナカシマ」が初めて手掛けたジェンダーフリービューティライン。美容健康商材の企画製造などを手掛けるイースマイルとの協業で、日本の技術を駆使して毛先のバラつきを抑えたニブ筆を採用。独特の弾力とコシがあり、アイライナー初心者でもきれいにラインを引けるように設計されている。

 日本の愛媛県でしか採取できない成分であるマテラ鉱石を配合し、人の手のようなぬくもりを演出、“落ちにくい、にじまない、でも肌に優しい”処方を実現した。和を想起させる幾何学模様に、マテラ鉱石が生み出す自然の模様を組み合わせ、ブランドのシグネチャーの一つである“直線美”を表現したデザインにも注目だ。公式サイトのほか、来春には店頭での販売も予定している。

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