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バックステージカメラマンが振り返る2020-21年秋冬ミラノコレのビューティ トレンドをトップアーティストに聞く

 2020-21年秋冬シーズンから少し時間が経ちましたが、コレクションのバックステージについて振り返りたいと思います。今季のミラノ・ファッション・ウイークは、前季に引き続きタイトなスケジュールかつ、新型コロナウイルスの影響により多数のブランドのビューティ取材がNGになったため、いつもよりも少ない数のバックステージの取材となりました。またミラノ滞在中に北イタリアでのコロナが拡大したため、個人的な判断でミラノからパリに帰国後はパリ・ファッション・ウイークの仕事を全てキャンセルしました。そのような理由から今季はミラノのみのバックステージとなりましたが、「ボス(BOSS)」「GCDS」「MSGM」の3ブランドのビューティルックをお届けします!

 また、メイクアップアーティストのダイアン・ケンダル(Diane Kendal)とヘアスタイリストのホリー・スミス(Holli Smith)に話を聞きながら、今季のトレンドのポイントをお伝えします。

 ダイアンは「目元をポイントにしたメイクが多いと感じるわ。60年代風の色使いも多いかな。肌は引き続きナチュラルに作り上げる傾向が強と思う」とコメント。目元にポイントを置いた場合、リップカラーはナチュラルに、逆に「フェンディ(FENDI)」「MSGM」「GCDS」などで見られた、リップがポイントの場合はシンプルなアイメイクでバランスをとっていました。また、ここ最近続いていますが、今季の「ボス」や「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」のメイクに見られるように、目元をヌーディーカラーのアイシャドウで強調しつつ、しっかりメイクしているのにナチュラルに仕上がっているような、洗練されたメイクが多いように感じます。

 ホリーにトレンドについて聞くと、「今季になってショートにしてるモデルが多い気がする。ナチュラルでエアリーなスタイルのショート。ちょっと90年代風ね」と答えてくれました。今季のヘアスタイルは、プロダクトを大いに使った質感の表現が多いように思いました。これはルックのフォルムに合わせているようにも感じられました。クラシックでウエストを絞ったシルエットのルックには、スプレーやムース、ワックスなどで艶を出し、ウエットな質感はジェルを用いた演出。全体としては、トップとフロントのボリュームを抑えている傾向が強かったように思います。

景山郁:フリーランス・フォトグラファー。2003年からフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。07年に渡米、09年より拠点をパリに移す。10年から「WWDジャパン」でパリ、ミラノなどの海外コレクションのバックステージと展示会などの撮影を担当。コレクション以外にもポートレート、旅やカルチャーなどエディトリアル、広告を手掛ける。プライベートでは動物と環境に配慮した生活をモットーにしている

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