ファッション

ギャップが米国の800店舗で営業を再開 5月中に「オールドネイビー」など

 ギャップ(GAP INC.)は、5月中に傘下ブランドの「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アスレタ(ATHLETA)」「ギャップ」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「ジャニー アンド ジャック(JANIE AND JACK)」「インターミックス(INTERMIX)」などの800店舗で営業を再開する。

 まずは5月初旬から、米テキサス州の限られた店舗で従業員や顧客、地域の健康と安全を最優先とした上で営業を再開する。再開の時期やエリアについては、健康についての公式ガイドラインや米国の小売業界団体RILA(Retail Industry Leaders Association)などの主導のもと、地方政府と共同で決定するという。現在は約1000店舗からのオンライン注文に対応しており、75店舗では店頭受け取りサービスも提供している。そして今後数カ月のうちにこれらの業務を拡大していくという。

 また、メイシーズ(MACY’S)、サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)、オフプライスストア大手のTJX、チコズ FAS(CHICO’S FAS INC.)、アバクロンビー&フィッチ(ABERCROMBIE & FITCH)でも営業再開の動きが見られる。各社はそれぞれの州の方針に応じて実店舗の再開や予約制度の導入、店頭受け取り販売やオンライン注文などを行っている。

 アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)も全米10州でおよそ43店舗の営業を再開し、5月中に約600店舗の再開を目指す。

 百貨店のコールズ(KOHL’S)もすでに4州で営業を再開しており、5月11日からはさらに10州で営業を再開する。

 ギャップのソニア・シンガル(Sonia Syngal)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「業界団体や政府と共同して安全に買い物ができるように調整している。今後数カ月は地域のガイドラインに則し、安全を確保した上で営業を再開できると確信している。従業員と顧客が再び店舗に戻って来られることを心待ちにしている。この危機からの学びを今後も常に意識していく。店舗の営業が商品供給のハブとなっているが、オンラインビジネスも促進する必要があるし、現在はすべての地域で営業を再開しているアジアのビジネスからも積極的に学びを得たい。パンデミックの影響が和らぐ頃には企業としてもいい状況になっているだろう」とコメントした。

【ギャップによる安全配慮への取り組み】
・ 清掃を徹底し、店舗入り口にハンドサニタイザーを設置する。試着室は一時的に閉鎖する。
・ 全従業員に繰り返し使用可能な高品質のマスクを提供し、業務時間内に着用させる。来店客にもマスクの着用を促す。
・ レジやモバイル決済カウンターには、従業員と顧客の間にアクリル樹脂の仕切りを設置する。
・ 店内でのソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保つために、注意喚起の掲示や床面への表示を行う。
・ 営業時間を短縮し、入店者数の制限を積極的に行う。
・ 当分の間化粧室を使用不可とし、返品された商品を売り場に戻すのは24時間後とする。
・ 従業員は手洗いや消毒をこまめに行うなど衛生管理を徹底する。従業員に健康チェックリストを配付し、出勤前に新型コロナウイルスの症状の有無を確認する。

最新号紹介

WWD JAPAN

CEO特集2021 ファッション&ビューティ47社に聞く「2040年のビジョン」

1月25日号は「CEO特集2021」を大ボリュームの108ページでお届けします。毎年恒例の特集ですが、今回はファッション企業19社、ビューティ企業28社の経営トップが登場し、「2040年のビジョン」を語ります。リーダーたちは目の前のコロナ危機に対応しつつ、その先にある長期的な企業像をどう描くのか。ビジネス戦略はもちろん、日本を代表する有力企業のカルチャーや経営トップのキャラクターが垣間見ることがで…

詳細/購入はこちら