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オンライン部活動も実施 「マナラ化粧品」のランクアップが取り組むリモートワークとは?

 東京都などに外出自粛要請が出てはや1カ月、今では全国に広がる。急にリモートワークをせざる終えない環境になった企業も多いだろう。普段とは異なった環境でどのように対応したらいいのか、まだまだ手探りの企業も多いのでは?そこで、コロナ以前から、ビューティ業界でもいち早く社員が働きやすい環境作りに取り組んできた、オリジナルブランド「マナラ化粧品」の開発および販売を行うランクアップが、この状況下で行っていることを紹介する。
 

病児シッター利用料は会社がほぼ全額負担

 もともと出張や災害時などにテレワークや在宅勤務ができるようにデータサーバーの整備やノートPCでの業務を行っていたランクアップ。そして、新型コロナウイルスの国内感染者数が20人以下という2月3日の早期から、テレワークや時差出勤、検温などの対策をスタートさせた。さらに、満員電車での出社が不安という社員のため「マイカー通勤」「自転車通勤」(3月2日~)に加え、「レンタカー通勤」「カーシェア通勤」対策(3月8日~)を導入したほか、小学校・保育園の休業で、家庭で保育をせざるを得ないママ社員のために「スーパーフレックス制度」を新設。例えば、通常8時半からの7時間勤務を、同制度では5~10時、20~22時などと分割して勤務することが可能になる。そして子どもの体調不良の対応としてテレワーク中に病児シッターを利用できる制度も導入し、利用料の1日約3万円を会社がほぼ全額負担し、社員負担は1回あたり300円のみで何回でも利用できるようにした。

 在宅勤務をはじめてからは、できる限り出社時と同じ環境で業務に取り組めるようにオンラインを活用している。また、在宅勤務時に従業員にアンケート調査を行い、回答の多かったコミュニケーション不足の解決策としてオンラインで朝礼を行い社内の情報共有の場や朝礼時にラジオ体操を取り入れている。同社広報部の小林みか氏は、「オンラインランチ会を開き、プライベートの話や在宅勤務の肩こり解消法、育児の便利グッズの情報交換などをしてコミュニケーションを図っている。出社では見られない、社員の子どもたちのようすをうかがえることはオンラインならでは。社員間のコミュニケーション活性化のため、今までは社内で活動していた部活(英語部、頭脳ボードゲーム部、手芸部など)をオンラインでも始めている。ランチ会はコミュニケーション費として一人1000円まで、部活動は部費として月1回一人2000円までを補助している。

“会える通販”としてオンラインセミナー実施

 「しかし、自粛ばかりでは何も進まない。当社がお客さまや社会に対してできることを常に考えている。その第一弾として、4月17日には『オンライン小顔講座』を開催した」。同講座は「マナラ化粧品」公式インスタグラムからライブ配信され、「気になるほうれい線を伸ばすマッサージ」「小顔になるツボの押さえ方」「眼精疲労に効くツボとは」などのコンテンツを用意。以前からランクアップは“会える通販”として、お客と直接会う機会を増やしており、昨年は1000人のお客と会い、さまざまな声を製品開発にもつなげている。そのため、外出自粛の状況でもお客との交流の場を保ちたいという思いからオンラインセミナーを実施するに至った。「あらゆる制度や取り組みはただ取り入れるだけではなく、社員が仕事を効率よくできるようにさらなる改善やバージョンアップに努め、さらにはお客さまに安心して製品をお使いいただける制度や取り組みを積極的に整備していきたいと考えている」と前を見据えた。

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