フォーカス

リモートワーク下の“自粛ファッション”を団地の公園で考える

 リモートワーク生活も、はや数週間。それなりにストレスも感じ、また春らしい陽気に誘われて、可能な限り一日に1度は外に出るようにしています。なにより、ずっと家にいると妻子に疎まれ、ワイドショーから流れる“夫源病”“コロナ離婚”なる言葉にいっそう居心地が悪くなります……。

 ただ、外に出ても“不要不急”に店に入るのははばかられ、結果として公園のベンチに落ち着きます。あらためて見てみると、公園のベンチはそもそもソーシャル・ディスタンシングされているんですね。ベンチに座っていると、たくさんのタクシー運転手や配送業者がトイレ休憩に立ち寄ることにも気付きます。「なるほど、彼らにとってはトイレの場所を把握することも重要なのだなぁ」と妙に感心。そんな風にあれこれ観察しながら、外出先でもスマホ一つでたいていの業務には対応できます。

 当初は、原宿に取材に行く、もしくは六本木にある編集部に出社する際の“いつも”の服装だったんですが、公園で“チェックのガウンに黄色のレザーショーツ”はどうにも悪目立ちします。なんといっても、ここは世田谷の住宅地。ママネットワークが張り巡らされており、公園で派手な格好の親父がコンビニ飯を食らっている姿は、決して小学生の娘のプラスになりません。

 そこで、なるべく目立たないことを心掛けます。しかしながら、僕のクローゼットには赤や黄色や緑の服しか入っておらず、結果としてジーンズにボタンダウンシャツ、コットンセーターという“置きにいった”コーディネートに落ち着きがちです。ピカピカに磨き上げたコードバン靴を公園に履いて行っても、土ぼこりにまみれるだけなので、もっぱら足元はスニーカーです。

 年相応なのだろうし、公園には溶け込みやすいのですが、いつもそれだと逆にストレスがたまってきます……。そんなことからも、“一日も早く日常が戻らないかなぁ”と、思いはそこに行き着くのでした。

最新号紹介

WWD JAPAN

2020年春夏、コロナ禍でも売れたものは何だった? 富裕層の高額品消費意欲は衰えず

「WWDジャパン」9月21日号は、「2020年春夏、有力店で売れたもの」特集です。WWDで毎シーズン恒例となっている有力店の商況調査ですが、コロナ禍に見舞われた今春夏は、多くの商業施設が営業を再開した6~7月の期間で消費動向や好調なブランドを調査しました。化粧品、特選、婦人服、紳士服などの9つのカテゴリー別に各店のデータをまとめています。コロナで大苦戦という声が大半を占めると思いきや、こと特選カテ…

詳細/購入はこちら