ファッション

青山ベルコモンズ跡地に複合商業施設 「ポール・スチュアート」旗艦店やライフスタイル型ホテルなど

 三菱地所は、東京・青山に商業施設、オフィス、ホテルを備える複合ビル「ジ アーガイル アオヤマ(THE ARGYLE AOYAMA)」を7月に開業する。ファッションビルとして長らく愛され、青山のランドマークだった「青山ベルコモンズ」の跡地に立つ。地上20階、地下2階(駐車場)、延べ床面積2万3000平方メートル。1〜2階が商業フロア、3〜4階と16〜20階がホテル、5〜15階がオフィスとなる。

 商業フロアは飲食4店舗と物販1店舗をそろえる。飲食は、世界中から厳選したフレーバーティーやフルーツティーを扱う紅茶専門店「ティーポンド(TEAPOND)」、米ニューヨーク発の人気ベーカリー&カフェ「ザ シティ ベーカリー」、粗めに挽いたそば粉で打った風味豊かなそばと石窯料理を提供する「川上庵 東京」、串揚げレストラン「串揚げ 海老虎」(新業態)が入る。物販は米の老舗ブランド「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」。石垣の外観が特徴だった表参道の旗艦店(2月クローズ)を移転オープンする。

 3〜4階と16〜20階は、兵庫の「オリエンタルホテル神戸」や福岡の「ウィズ ザ スタイル 福岡」など地域特性を生かした運営に定評のあるPlan・Do・Seeが東京に初めてホテルを構える。「ジ アオヤマ グランド ホテル(THE AOYAMA GRAND HOTEL)」と名付け、ミッドセンチュリー調の落ち着いた客室(全42室)とイタリアンや和食など多彩なジャンルのレストランを用意する。さらに街を一望できるルーフトップバーを構えたり、3階に情報発信の拠点となるイベントスペースを設けたりと、多様なニーズに応えるライフスタイル型ホテルを目指す。

 オフィスはWeWorkが4フロアにわたってコワーキングスペースを提供するほか、インポーターの三喜商事などが入居する。

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