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築97年、日本最初の銀行を再開発 日本橋兜町に飲食・ホテルの複合施設が誕生

 ファーメントは、東京・日本橋兜町にホテルとレストラン、ビアホール、カフェ、バーを集積した複合施設「ケーファイブ(K5)」を2月1日にオープンする。築97年の歴史を持つ旧第一銀行別館をリノベーションし、地下1階〜地上1階に飲食施設、地上2〜4階に宿泊施設を入れる。施設全体の設計・空間デザインはスウェーデン・ストックホルムを拠点とする建築家ユニット「クラーソン・コイヴィスト・ルーネ(CLAESSON KOIVISTO RUNE)」が監修。外観と構造基礎はそのままに、北欧と和のテイストを組み合わせた。

 地上2〜4階の宿泊施設「ホテル ケーファイブ(HOTEL K5)」は全20部屋、4タイプを用意。すべての客室にレコードプレーヤーと書籍、植栽を備え、宿泊者にインスピレーションと安らぎを与える。宿泊料金は約2万〜15万円。ウェブサイトで宿泊予約を受け付けている。

 宿泊者以外も利用できる飲食店は、地下1階のビアホール「ビー(B)」、1階のレストラン「ケイブマン(CAVEMAN)」、コーヒーショップ「スイッチ コーヒー(SWITCH COFFE)」、バー「アオ(青淵)」の4店。「ビー」は米ニューヨークのクラフトビールメーカー、ブルックリン ブルワリー(BROOKLYN BREWERY)の世界初となる旗艦店で、同メーカーの多様なビールとメキシカンを中心としたフードを提供する。「アオ」は新宿・歌舞伎町のレモンサワー専門バー「ザ オープン ブック(THE OPEN BOOK)」を営む田中開とイベント提案やドリンク開発を行う野村空人(のむら・そらん)がプロデュースするライブラリーバー。赤いベロアを基調とし、本棚に囲まれた落ち着いた内装と、漢方やお茶をベースにしたオリジナルドリンクが特徴だ。

 ファーメントは、東京・蔵前の「ヌイ(NUI)」をはじめ複数のホステルを運営するバックパッカーズ ジャパン、青山でファーマーズマーケットを運営するメディアサーフコミュニケーションズ、ホテルの企画・開発・運営を行うInSituの3社が合同で設立した施設運営会社。兜町は東京証券取引所があり、古くから証券の町として親しまれてきたが、株券の電子化やインターネット取引などによりかつての活気が失われていた。そこで、感度の高い人が集まり、彼・彼女たちの活動が町全体に浸透すれば新たなにぎわいを生み出だせると考えて同施設を構想した。