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帰ってきたドタバタ日記Vol.1 ミラノメンズゼロ日目は「ディースクエアード」が25周年の総決算

 皆さん、こんにちは。「WWD JAPAN.com」のムラカミです。今年も、やってきました!ファッションウイーク!!ミラノでは昨日、2020-21年秋冬メンズ・コレクションが開幕しました。ということでこれからパリメンズが終わる来週日曜日まで毎日(多分w)、好評(これも多分w)のドタバタ日記をお送りします。パリでは地下鉄がストライキ中。ファッションウイーク期間中まで続いたら、ドタバタはいつも以上になること間違いなし!乞うご期待です。

 さて、初日はメディア&バイヤーの皆さんがフィレンツェで開かれるメンズウエアの祭典ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)から移動する日でもあるので、ショーやプレゼンテーションは夜から。18時スタートの「C.P. カンパニー(C.P. COMPANY)」がトップバッターです!!

18:00 C.P. カンパニー

 オンタイムに開場した「C.P. カンパニー」のプレゼンテーションは、なんだか廃墟のようです。会場は寒いし、下には落ち葉と水たまり。原始?それとも未来?不思議な光景が広がります。

 そこには、数着のブルゾン。ものすご〜い広い空間なのに、ブルゾンは本当に数着。マジで6着くらい(苦笑)。しかも水たまりの上や空中にあったりするので、ほとんどが触れません!!Touch Itじゃなくて、Feel Itタイプ(ストリートブランドに多い)のプレゼンテーションですね。「C.P. カンパニー」と言えば、素材とガーメントダイだから、4着くらいは触らせて欲しかったのがホンネです。

 とは言え、触れた洋服(2着w)は、防弾チョッキの中身に使われる素材をガーメントダイすることで不思議な未来感を手に入れたブルゾン、メッシュと思いきやリップストップナイロンのような生地に覆われたアウターなど新しい。この会場は、ものすご〜くタフな環境を思わせますが、そんな世界でも生きていけそうな機能的アウターです。

19:25 ディースクエアード

 さぁ、ランウエイのトップバッターは、「ディースクエアード(DSQUARED2)」です。1995年に誕生したブランドは、今年でなんと25周年!やんちゃなカナディアンツインですが、実はもうベテランですね(笑)。

 ということで規模も拡大。エントランスもスペシャルでテンションが上がります。

 会場に入ると、まずは歴代の広告をスクリーンに投影。ハッキリ言って、ナツいです!スティーブン・クライン(Steven Klien)撮影のアンダーウエアの広告とか、「エロすぎるだろ!!」と突っ込んだのを覚えています。

 ショーも、そんな25周年を振り返るムービーからスタートしました。過去のコレクション、それを着たセレブのライブ、キメキメでランウエイを歩くモデル、マッチョなメンズ、セクシーなウィメンズ。25周年を足早に振り返ります。

 コレクションは、そんな25周年の再解釈です。僕の中の「ディースクエアード」と言えば、ダメージ入りのスキニーデニム、極端に大きなアウター、マイクロミニのスカートやホットパンツ、フリンジがジャラジャラ揺れるレザーウエア、グランジムードたっぷりのネルシャツ、そしてアウトドアですが、その全てがランウエイに!!懐かしの2人のイラストTシャツ(ありましたね〜、昔。ゲイの2人がベッドの上でお祈りをしていて、「Jesus Loves Even Me(神は、ゲイの僕さえ愛してくれる)」というメッセージを刻んだポロシャツとか、「絶対買わねば!」と決意して買ったのを覚えています)も発見しました。ここになかったのは、ブラックタキシードと、フリフリのドレスくらいだったんじゃないかな?フィナーレは、2人の幼少期のムービーとともに、ライブパフォーマンスで終了です。おめでとう!!ディーン(Dean)&ダン・ケイティン(Dan Katen)!!

21:00 エルメネジルド ゼニア

 本日のラストは、「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」、トップ・オブ・メンズウエアの一翼です。

 このブランドは、アーティスティック・ディレクターを務めるアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori )のセンスが炸裂。今回も彼が得意とするニュアンスカラー、ちょっとだけグレーを混ぜたオフ白やベージュ、キャメルなどの色が共演・競演します。正直に言えば玄人感が強く、これを着こなすには相当のセンスと財力が必要な気がしますが、ダブルでもシングルでもないハーフブレスト、片側だけ異素材を使ったノッチラペル、合わせるモックネックのニットなど、センスとお金が有れば絶対に楽しい!そんなブランドです。

 フィナーレは、「ゼニア」恒例の全員集合。モデルは、サルトリが挨拶の後バックステージに戻っても、しばらくそこに佇んでくれます。シャッターチャンス!コレ、きっとSNSでの拡散を狙ってますよね。最近はそんな演出もチラホラ。それぞれの戦略が伺えて面白いですよ。