長谷川京子が手掛けるランジェリーブランド「エスバイ(ESS BY)」がリニューアルした。2021年5月にスタートした同ブランドのコンセプトは“自愛”。肌に直接触れる下着にこだわることで女性が自分を愛せるようになればという思いを込めた。長谷川自身が試行錯誤を重ねディテールにこだわってデザインしたブラジャーやショーツ、ナイトウエアなどを展開。今回のリニューアルでは、下着に加えアパレルが登場。ファーストコレクションは、“自分を解放するための服”をテーマに、女性のボディーラインを美しく見せるドレスやボディースーツなどをそろえた。
ボディーポジティブの観点からスタートしたアパレル
長谷川にリブランディングの理由を聞くと、「ブランドの世界観を広げるのが目的。洋服と下着の間のようなものを作りたいと思った」と話す。「スキムス(SKIMS)」のスキントップスのようなアイテムは日本にまだ少ない。そこで、快適で伸縮性のある素材を使用したウエアをデザイン。「ボディーポジティブの観点から、ボディーラインの欠点も長所に見えるようにするのは挑戦だった」と長谷川。ウエアの価格は1万5400~4万2900円。
“好き”が詰まったインテリアで日常に高揚感を
春には、ベッドリネンやクッションなどのインテリアアイテムの展開も予定している。インテリアが大好きという長谷川。自宅のインテリアは、壁紙などにもこだわっているという。彼女は、「住まいや寝室は癒しの場所。だが、非日常的なエッセンスを取り入れることでワクワクする。その高揚感を届けたい」と話す。通常リネンというと白中心の淡い色が主流だが、レッドやブルーなど鮮やかなカラーで展開。長谷川の好きなベルベットを使用したクッションやマルチカバーなどもある。「カラーコーディネートの楽しさやベルベットのスムーズな触感など、私の好きなものを反映している」と長谷川。価格は、1万〜3万円程度を予定している。下着に加え、アパレルやインテリアもECで販売し、ポップアップショップなどを開催していくという。