PROFILE: 山本典子/「ジョー マローン ロンドン」原宿・エグゼクティブ ストアマネージャー

昨年4月、東京の新ランドマークとして注目される東急プラザ原宿「ハラカド」1階に「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」の世界最大規模のグローバル旗艦店をオープンした。オープニング店長として20人以上を率い、トップ店へと導いた山本典子さんは、元々人見知りで、克服するために販売職に就いたという。「前職でも販売や店長として経験を積んできて、40代に入り新しいことに挑戦したいと思ったのがきっかけです」と転職活動を振り返る。「香りで人生の瞬間を彩る『ジョー マローン ロンドン』の世界観、世界的に有名なブランドが原宿に世界で一番大きな店舗をオープンすることに引かれました」といい、ブランド未経験ながら晴れて新店舗の店長に抜擢された。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月22日号からの抜粋です)
NO.1 POINT
世界最大の旗艦店
オープンに成功
ブランドの世界観を壊さず
数字をつくる苦労を乗り越え
「ブランドを代表する場所なので、ブランディングを壊さずビジネスと両立させる難しさがあり、オープン当初は非常に苦労しました」と語る。「これだけの広さで体験スペースも多いので、混み合う時間帯にロスなくきちんと接客できる体制を取り、売り上げにつなげるには工夫が必要です」といい、山本さんの部下に当たる3人のマネージャーを筆頭とする3チーム制を組み、オペレーションを管理。売り上げや客数予測に基づき、店舗内での立ち位置まで10分刻みで可視化しワークスケジュール表を作った。また、山本さんの提案によりブランドで初めてインカムを導入。マネージャー陣が店舗内の状況を判断して即座に人員の配置を指示できる体制を整えた。
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