PROFILE: 村澤藍子/JR名古屋高島屋 インターナショナルクリエーターズグループ グループマネージャー

ジェイアール 名古屋 タカシマヤ
ジェイアール名古屋タカシマヤで婦人服バイヤーを務める村澤藍子さんは、2020年に同職に就任し、同店4階の国内外問わずグローバルなファッションを提案する自主編集売り場「スタイル & エディット(STYLE & EDIT)」でバイイングを担当してきた。コロナ禍直撃のタイミングでバイヤーとしてのキャリアをスタートしたため、リモート商談から海外出張再開までの変化を経験してきた。1999年の入社以来、長年にわたってプロモーション企画や営業企画を担当し、現場感覚を持ち合わせる村澤さんは、百貨店のバイヤーとしては異色のキャリアを歩んできたと言える。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)
「名古屋らしさ」を生かし
新興ブランドを開拓
同店舗はJR東海の傘下であり、他の高島屋店舗とは独立した運営体制を取る。村澤さんの買い付けは1店舗限定で完結する点が特徴だ。「セントラルバイヤー制ではないので、特定のお客さんを想定してアイテムを選定できる。顔と名前を知っている顧客を念頭に商品を仕入れることは、消化率の高さにも直結する」と語る。「バイヤーも1人の販売員」という考えのもと、現場スタッフとの情報共有を重視し、販売員の納得感を得ながらMDを組み立てる姿勢が、同店の強固な顧客基盤を支える。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
