アーティスト、俳優、ミュージシャンとマルチに活躍するファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、フランス政府による民間人最高位の勲章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ(ナイト)を受章した。この発表は7月14日のパリ祭(バスティーユ・デー)に向けて公開され、公共的・文化的奉仕に献身した全589人が表彰された。
ウィリアムスは2023年に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任して以来、ストリートウエア、ラグジュアリー、エンターテイメント、そしてセレブリティーパワーを融合させ、ブランドのメンズウエアを再定義し、ファッション界に世界的な影響力を持つようになった。
また、「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」の限定ボトルや「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のジュエリーなど、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下の他のブランドとのコラボレーションも手掛けてきた。
これまでには、キム・ジョーンズ(Kim Jones)やジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)、クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、ピエール・カルダン(Pierre Cardin)らが同勲章を授与されている。
レジオン・ドヌール勲章について
同勲章は、1802年にナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が創設。軍人や、文化・科学・産業・商業・創作活動などの分野における民間人の卓越した功績を表彰することを目的とした、フランスで最も権威のある国家勲章だ。功績などにより上から順にグランクロワ(1等)、グラントフィシエ(2等)、コマンドール(3等)、オフィシエ(4等)、シュヴァリエ(5等)と5つの等級がある。外国人の場合、1〜3等は主に国家元首や首相、大臣クラスの人物に授与されるという。