ビジネス

ロレアルの「ザ・ボディショップ」売却先決まる

 ロレアル(L‘OREAL)が「ザ・ボディショップ(THE BODY SHOP)」をブラジル企業ナチュラ(NATURA)に売却することを決めたようだ。同ブランドの時価総額は現在、およそ10億ユーロ(1240億円)。ロレアルのジャン・ポール・アゴン(Jean Paul Agon)会長兼最高経営経営者(CEO)は、「『ザ・ボディショップ』の新たなオーナー候補が発表できて嬉しい。ブランドのDNAである自然派志向とエシカルマインドを育むことを考えると、最高のオーナーだろう。ナチュラはブランドの長期的な発展に注力する。消費者はもちろん、従業員、取引先、そして株主にも敬意を払う」と話す。

 ナチュラはブラジル一番のビューティ企業。海外ビジネスに注力し、2012年には「イソップ(AESOP)」の過半数株式を取得。昨年は全株式を取得している。同社のジョーオ・パウロ・フェレイラ(Joao Paulo Ferreira)CEOは、「弊社は『ナチュラ』と『イソップ』『ザ・ボディショップ』の3本柱で国際化を促進し、マルチブランド&マルチチャネル戦略に磨きをかける」と話す。

 「ザ・ボディショップ」は現在、世界60カ国で3000以上の店舗網を抱える。創業は1976年。ロレアルは2006年に同社を傘下に収めた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。