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ビューティ業界M&A、業績不振ブランドを狙うプレーヤー5社 二極化の流れは継続か

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2025年のビューティ業界のM&Aは、話題の大型案件が相次ぐ一方で、業績不振ブランドの売却も増加した。こうした二極化の動きは今年も継続するとみられ、戦略的企業やプライベートエクイティの買収意欲が市場を押し上げる状況にある。ここでは、業績不振ブランドの再建を担う存在として注目される5社を紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年1月5日&12日合併号からの抜粋です)

25年は、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)が手掛ける「ロード(RHODE)」を米エルフ ビューティ(E.L.F. BEAUTY)が10億ドル(約1560億円)で買収した案件をはじめ、ロレアル(L'OREAL)によるプレミアムスキンケア「メディケイト(MEDIK8)」の約11億ドル(約1716億円)買収など、大型案件が相次いだ。一方でユニリーバ(UNILEVER)の「ケイト・サマービル(KATE SOMERVILLE)」や「ヌードスティックス(NUDESTIX)」など、かつて話題を集めたものの足元で業績が伸び悩むブランドの売却が進んだ。市場の中間層に位置するブランドの取引は限られ、好調と低迷の差がより鮮明になっている。

こうした“ディストレスト(業績低迷)案件”は、今後さらに増える可能性が高い。競争が激化する中、大手コングロマリットはポートフォリオの最適化を迫られ、インディーズブランドの創業者も外部の支援を求め始めているためだ。

相次ぐブランド売却の動き

PwCコーポレート・ファイナンスのアンドリュー・シャービン(Andrew Charbin)消費財投資銀行部門マネジングディレクターは、「大手戦略企業の間では、消化不良が起きている。21年のM&Aブーム以前の5〜10年間に、あまりにも多くのブランドを抱え込んだ企業が少なくない」と指摘する。

実際、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)を巡っては、「トゥー フェイスド(TOO FACED)」「スマッシュボックス(SMASHBOX)」「ドクタージャルト(DR. JART +)」などの売却観測が浮上しているほか、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)もリアーナ(Rihanna)が手掛ける「フェンティ ビューティ(FENTY BEAUTY)」の売却を検討していると報じられている。12月には、かつて評価額10億ドル(約1560億円)とされた「パット・マクグラス ラボ(PAT McGRATH LABS)」が資産売却プロセスに入った。

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