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「ディオール」の若手写真賞で東京藝大の武信朱璃が最優秀賞

ディオール(DIOR)」は、南フランス・アルルの現代アートの複合文化施設「リュマ・アルル(LUMA ARLES)」およびアルル国立写真高等専門学校(ENSP)と共同で開催する「第9回ディオール ヤング フォトグラフィー&ビジュアル アーツ アワード」の最優秀賞に、東京藝術大学の武信朱璃を選出した。受賞作は写真シリーズ「Threshold」。

審査委員長は英国人写真家のデイヴィッド・シムズ(David Sims)が務めた。審査員には、フランス人写真家のヴァサンタ・ヨガナンタン(Vasantha Yogananthan)、ヨーロッパ写真美術館ディレクターのジュリー・ジョーンズ(Julie Jones)、マヤ・ホフマン(Maja Hoffmann)、ピーター・フィリップス(Peter Philips)が名を連ねた。

武信は、幼少期からの超常的な体験を起点に、揺らぎ続ける存在の正体を探求している。写真を創作の核に据えながら、コラージュやインスタレーションを組み合わせ、自身が「擬似実験」と呼ぶ表現を展開。身体や死、不可視の存在を主題に、現実と未知の境界を再構成しながら、知覚の限界に問いを投げかける。

今回の受賞に伴い、武信には「ディオール」から賞金1万ユーロ(約184万円)が贈られる。受賞作「Threshold」は2027年初頭、パリのヨーロッパ写真美術館で展示する予定だ。また、武信を含むファイナリスト11人の作品は、10月4日までリュマ・アルル内にある展示スペース「ランピステリー」で展示される。

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