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米百貨店のノードストロムが上場廃止を検討

 シアトルを拠点とする米百貨、ノードストロム(NORDSTROM)の創業家ノードストロム一族は、自社の株式を買い戻すことによる上場廃止を検討していると発表した。取引に関する具体的な提案は行われていない。

 ノードストロムは、米国内で最も有力な百貨店企業の一つだが、同社の株価は百貨店事業以外の部門によって引き下げられている。8日の発表を受け、同社の株価は前日比16%増の40ドル48セント(約4452円)の終値をつけた。

 なお、創業家はすでに同社株式の30%強を所有している。取締役会は、独立取締役で構成された特別委員会を設置しており、上場廃止の可能性を探っているようだ。同社はコメントを控えている。

 一族からグループのメンバーに入っているのは、ブレイク・ノードストロム(Blake W. Nordstrom)共同社長、ピーター・ノードストロム(Peter E. Nordstrom)共同社長、エリカ・B・ノードストロム(Erik B. Nordstrom)共同社長、ジェームス・F・ノードストロム(James F. Nordstrom)=ストア部門プレジデント、ブルース・A・ノードストロム(Bruce A. Nordstrom)名誉会長、アン・ギッティンガー(Anne E. Gittinger)名誉会長。

 ノードストロムの2017年1月通期決算は、売上高が前年比2.9%増の145億ドル(約1兆5950億円)、純利益が同41%減の3億5400万ドル(約389億円)の増収減益だった。

 また、ノードストロムは推定5億ドル(約550億円)を投じ、ニューヨーク初となる旗艦店をマンハッタンに建設中だ。18年春にオープン予定のメンズストアと、19年秋にオープン予定のウィメンズストアの売り場面積はトータルで約3万4000平方メートル。

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