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「ホットペッパービューティー」が美容クリニック分野に参入 まとまったサイトがないと分析

 リクルートライフスタイルが運営する国内最大級のサロン検索・予約サービス「ホットペッパービューティー」は2020年春から、現在のヘア、ネイル・まつ毛、リラクゼーション、エステサロンに加え、美容クリニックの情報提供を開始することを決定した。

 提供するサービスについては「自分の悩み、試したい施術メニュー、クリニックの場所などユーザーのニーズに対応した、クリニックを横断的に検索できる動線を用意している。また「ホットペッパービューティー」の他ジャンル同様、口コミ投稿・閲覧することができ、ポイントもたまる。さらにクリニック情報とは別に“自身の悩みの原因とその解決に即した施術方法”“各施術方法の特徴”といった、美容医療の初心者や、新たな施術を検討している方に向けた読み物コンテンツも提供予定だ」と、「ホットペッパービューティー」の中村隆之プロデューサーは話す。

 美容医療の市場は年々拡大しており、19年に実施した調査(ホットペッパービューティーアカデミー“美容センサス2019年下期”)では、20代女性の22.2%が1年以内に美容医療の受診経験があると回答している。

 こうした状況で新サービスの導入を決めた理由についても、中村プロデューサーは以下のように語る。「美容医療の市場規模は伸びている一方で、ユーザーが実際にクリニックを検索・予約する際の課題はまだたくさんあると感じている。例えば“医院・クリニックの情報が横断的にまとまっているサイトがなく、さまざまな情報源を参照しなければいけない”“医院・クリニックの口コミ情報が少ないので比較がしにくい”といったようなことだ。その結果、悩みはあるのに行動に移せていない方が非常に多いのが現状だと分析している。また『ホットペッパービューティー』のユーザーの美容クリニックの情報提供に関するニーズが大きいこともあり、すでに利用したことがある方にとっての課題はもちろんのこと、悩みはあるけれどまだクリニック予約に一歩を踏み出せていない方にとっての課題解決のため、サービスの開始を決めた」。

 07年4月からスタートした「ホットペッパービューティー」は現在、20~40代を中心に年間1億件以上のネット予約件数を実現する、国内最大級のサロン検索・予約サービスだ。特にオープンしたばかりのヘアやネイルサロンにとっては、集客において“なくてはならないサービス”にまで成長している。今回、満を持して新ジャンルの美容クリニック市場に乗り出すということで、単に予約のしやすさの向上だけでなく、業界全体の活性化の役割も期待されている。

 当面は「ネット予約可能なクリニック数を業界最大級の水準とすることで、“医院・クリニックの情報が横断的にまとまっているサイトがなく、さまざまな情報源を参照しなければいけない”という課題を解決すること」を目標にしているという。