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今、ファッションメゾンがフレグランスを手掛ける理由

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 近年、ファッションメゾンのフレグランス市場への参入が相次いでいる。2016年に「ルイ・ヴィトン」が約70年ぶり、17年に「ティファニー」が約15年ぶりにフレグランス事業を復活させ世界的なヒットで話題を集めたが、今年に入り「トム ブラウン」や「トリーバーチ」、さらには「フルラ」「トゥミ」といった人気ブランドがフレグランス事業のスタートを発表している。(この記事はWWDビューティ2019年11月21日号からの抜粋です)

 英国の市場調査会社であるユーロモニターの調査によると、全世界におけるフレグランス市場は17年の3740億ドル(4488億円)から毎年約6.3%伸び続け、23年には6460億ドル(7752億円)になると予想する。これまでもファッションブランドがフレグランスを出すことは珍しいことではなく、ブランド立ち上げから早い段階でフレグランス事業を手掛ける「シャネル」や「ディオール」ほか、「マーク ジェイコブス」「プラダ」「サンローラン」「ミュウ ミュウ」「クロエ」などのフレグランスは安定的な売り上げを確保し、今後ブランド全体の売り上げ拡大に、フレグランスの強化を上げる。新規参入するフルラのアルベルト・カメルレンゴ最高経営責任者は「フレグランスのデビューで、より多くのお客さまにアプローチできることを期待する」とコメント。フレグランス事業の始動・強化が大きな商機を生むと考えている。

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