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天候不良で売上減、インフラ不安も ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDファッション」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース:P.18「アトモス社長・本明秀文のスニーカーライフ」

読み解きポイント:悪天候による売上減。安心、安全な社会インフラについても考える

ニュースのポイント

 2019年8月期の売上高が170億円(昨年は145億円)を突破したアトモス。売り上げの核となっている東京エリアで雨が続くと2〜3割売り上げに影響があるとのこと。自分が知っていても、周囲は知らないという前提で認知向上、PRに努めることがスニーカーを販売する上で、非常に重要。また、ロゴやブランドでなく、モノを紹介する人のスタイルへの共感から売れる点も見逃がしてはならない。

CKRはこう読む!

 「2019年7月、東京の平均気温24.1度」。前年同月よりも4.2度、平年よりも1.7度低く、梅雨明けは昨年より1カ月ほど遅れました。また、9月の台風15号、10月の台風19号による被害も記憶に新しいです。

 7月の長雨により、スーパー、百貨店、専門店とも売り上げ減となりました。同月は、全国スーパーが前年同月比7.1%減(日本チェーンストア協会発表)、全国百貨店が同2.9%減(日本百貨店業界発表)、ファーストリテイリングは国内ユニクロ事業の既存店(728店)とEコマースの売上高で同10.0%減。

 ビジネス面の影響だけではなく、最近の被害から社会インフラに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

 今年8月末、「修繕が必要な橋やトンネル 7割が未着手」というニュースがありました。国土交通省の呼びかけによって進められた点検によって、5年以内に修繕が必要な7万3000カ所余りのうち、5万6000カ所余りで修繕に着手できていないことが分かりました。交付金・補助事業に引き続き力を入れて必要な修繕は進めるようですが、費用確保の難しさや、専門的な技術者不足という課題もあるようです。

 修繕タイミングを知るということについては、近年、技術活用も進んでいます。例えば、東京都江東区若洲と大田区城南島を結ぶ東京ゲートブリッジでは、光ファイバーセンサーを用いて、ひずみのリアルタイムモニタリングを行なっています。投資コストも考慮する必要はありますが、今後は、技術を活用した効率的な監視へシフトしていくことにも期待したいです。

 「スニーカーライフ」という表題とは違う話へ飛んでしまいました。。今年の夏は、自然の脅威について、多く考えさせられました。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中