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「フォーエバー21」破綻 ファストファッションの明暗を振り返る

 9月29日、米フォーエバー21(FOREVER21)の経営破綻が世界を駆け巡った。ファストファッションの代表格として世界で800店舗以上を運営してきたが、消費者や市場の変化に対応できず、近年は失速していた。同社以外でも安さを売りにした業態の不振が国内外で目立つ。だが一方で、「ザラ(ZARA)」のインディテックス(INDITEX)、「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」のファーストリテイリングは勢力を伸ばしている。

【「フォーエバー21」の経営不振と撤退ドミノ】

 米本社の経営破綻に至るまで、旗艦店の閉店、エリアでの大量閉店、中国や台湾からの撤退、日本からの撤退が相次いで発表され、Xデーがささやかれていた。

【米ギャップも苦戦
17年には日本の「オールドネイビー」事業から撤退】

 2012年に日本に上陸した低価格業態「オールドネイビー」を17年に撤退した米ギャップ。その戦略も曲がり角に来ている。

【英「トップショップ」も赤字転落
日本からは15年に撤退】

 2015年に日本事業から撤退した英「トップショップ」は、親会社のアルカディア・グループが経営再建中。

【青山商事は「アメリカンイーグル」の国内事業を手放す】

 青山商事は合弁会社を通じて展開する米カジュアル「アメリカンイーグル」の事業から撤退すると発表している。

【「ユニクロ」のファーストリテイリングは世界で出店攻勢】

 「ユニクロ」は日本と海外の売上高が逆転。成熟したといわれる日本でも既存店売上高が7期連続で増収を達成する。

【「ザラ」のインディテックスは
ECとリアル店舗が相乗効果を発揮】

 世界最大のカジュアル専門店企業であるインディテックスは、出店ペースを抑えながらも、EC拡大で成果を出す。