ファッション

メガネの田中がシンガポールの眼鏡店を買収 海外進出に初名乗り

 広島市に本社を置く眼鏡店のメガネの田中チェーンは、シンガポールで10店舗を展開する眼鏡店チェーンのエフエルオー オプティクス ピーティーイー リミテッド(FLO OPTICS PTE.LTD./以下、エフエルオー)の株式の80%を取得すると発表した。株式の取得は9月中に完了する予定で、メガネの田中グループは初の海外進出となる。

 エフエルオーは1983年の創業。メガネの田中チェーンは「当社ならではの質の高いサービスを海外のお客さまにも提供するとともに、海外における店舗開発や店舗経営のビジネスモデルを学ぶことにより、新しい視点から国内のサービスや店舗環境をさらに進化させたい」とコメントしている。

 エフエルオーの社長には、メガネの田中ホールディングスの渡辺紗理菜マーケティング・ディレクターが就任する。渡辺社長は1982年11月23日生まれで、兵庫県芦屋市出身。神戸大学大学院 経営学研究科博士前期課程修了後、2007年にデイミアン・ホール(DAMIAN HALL)=メガネの田中チェーン社長の出身企業でもあるP&Gを経て、14年にメガネの田中ホールディングスに入社した。また、エフエルオー オプティクスの創業家出身のアラン・ヨン(Alan Yong)がCFOに、ジェームズ・チュア(James Chua)がCOOに就任する。

 シンガポールには、フォーナインズやオンデーズなど日本の眼鏡企業が進出している。

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