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世界最大のファストファッション「ザラ」がもう一つ「早い」のは? ITのプロ「WWDジャパン」最新号につぶやく

 大手通信会社に入社後、国内外でITソリューションを提供するビジネスマンが、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。最先端のテクノロジーから企業と、その利用者が必要とするものについて考え続けたITのプロ、CKRが未来的視点からニュースにつぶやきを添えます。

今日のニュース「インディテックスが2025年までにサステナ素材100%宣言」

読み解きポイント「変化への適応力」

ニュースのポイント

 「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス(INDITEX)社が株主総会で「ファストファッションと対極にある」と説明。サスティナビリティー推進を宣言。MIT大学などと提携し、2020年までに350万ドル(約3億7400万円)の研究開発費を投資。25年までに持続可能な素材を100%に引き上げる。

CKRはこう読む!

 「4週間」。「ザラ」の商品の平均販売期間です。月に一度お店を訪れる場合は、必ず新しい商品を目にすることになります。「欲しい」と思ったら、その場で買わないと同じ商品はなくなってしまいます。この新鮮さと枯渇感を醸成できていることが、今の「ザラ」の強みの一つです。

 ファストファションの定義を「最新の流行を採り入れ、低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで大量に生産・販売する」とした場合、「ザラ」は間違いなくファストファッション企業に分類されます。

 と同時に「サステイナブル」「ダイバーシティー」「インクルージョン」が時代の空気であることを読み取り、いち早く企業戦略を変え、行動を起こすファストなところも秀逸です。

 約40年の歴史を持つインディテックスの強みは、「変化への適応力」と「消費者が求め、売れるものをつくること」へのこだわり。創業50年である2025年、サステイナブルな企業と言えば、誰もがインディテックスをイメージするようになっているのか?今までにない購買体験をさせてくれるのか?楽しみです。

CKR Kondo : 大手通信会社に入社後、暗号技術/ICカードを活用した認証決済システムの開発に従事。その後、欧州/中東外資系企業向けITソリューションの提供、シンガポール外資系企業での事業開発を経験。企業とその先の利用者が必要とするもの、快適になるものを見極める経験を積み、ウェアラブルデバイスやFree WiFiを活用したサービスインキュベーションを推進。現在は、米国、欧州、アジア太平洋地域にまたがる、新たなサイバーセキュリティサービスの開発を推進中