ファッション

コレットの元スタッフがパリにレストランをオープン 「ウオーターバー」の名物メニューが復活

 パリのセレクトショップ、コレット(COLETTE)が2017年12月に閉店するまで、地下1階のカフェ「ウオーターバー(Water Bar)」を運営していたマルコ・ジアーミ(Marco Giami)が19年2月、パリのスーディエ通りにレストラン「マルコ(Mar'co)」をオープンする。

 同レストランは店舗面積約80平方メートルで座席数は50席、カフェの時にはなかったしっかりとしたキッチン設備に、顧客が長く時間を過ごせるようにWi-Fi環境も整える。店員のほとんどがコレット時代のスタッフで、メニューも「ウオーターバー」と同じものを採用し、コレット時代の名物メニューも名称を変え、いくつか用意する。

 コラボレーターも当時と変わらず、食器はイタリアの「ダボリ(DAVOLI)」、パンはマクロン大統領が食べたことでも有名なフランスの「ジャン・リュック・プージョラン(JEAN-LUC POUJAURAN)」、そしてペストリーは「ラデュレ(LADUREE)」「アンジェリーナ(Angelina)」、ペストリーシェフのヤン・クヴルー(Yann Couvreur)と協業する。ドリンクはコレットの時とは異なり、80種類のミネラルウオーターではなく新店ではコーヒーとフレッシュジュースを提供する。

 かつての「ウオーターバー」はカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やセバスチャン・ジョンデュ(Sebastien Jondeau)といったファッション業界の著名人もよく訪れるランチスポットだった。「『ウオーターバー』の来店客のほとんどが近隣からの常連だった。次のレストランも同じような雰囲気にしたい」とマルコは語る。

 レストランのロゴはサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=コレット共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターが、建築デザインはコレットも担当したMCHエージェンシー(MCH agency)の建築家アルノー・モンティニー(Arnaud Montigny)が手掛け、レストランの場所についてはサラの母でありコレット共同創設者のコレット・ルソー(Colette Roussaux)からアドバイスを受けて決めたという。レストランの名称は自身の名前とコレットを掛け合わせた造語だ。マルコは「ひと気のない通りだが、そのエリアについてよく知るコレットによいレストランは必ずしも繁華街にあるわけではないと言われ、今の場所に開こうと決めた。私は『ウオーターバー』で20年、コレットでは34年働いた。サラから店を閉めると聞いたときは一時代の終焉を感じたが、われわれのお得意さまたちは次の展開を待ち望んでいる」ともコメントした。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

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