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「プロエンザ スクーラー」のデザイナーデュオ 投資家グループとともに自社の全株式を取得

 「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」の創業者兼デザイナーであるジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)は11月12日、「当社の全株式を、個人投資家グループと共に買い戻した」と発表した。これにより、同社を保有していたプライベート・エクイティ・ファンドのカスタネア・パートナーズ(Castanea Partners)や、アンドリュー・ローゼン(Andrew Rosen)=セオリー(THEORY)最高経営責任者の率いる投資家グループなどの手を離れた。

 「プロエンザ スクーラー」は、「調達した資金は、コア事業であるラグジュアリーな既製服や皮革製品、カジュアルラインである“PSWL”に投入し、ブランドをグローバルに展開するために使用する。また、既存のライセンス・パートナーであるロレアル(L’OREAL)のリュクス事業部およびオンワードラグジュアリーグループ(ONWARD LUXURY GROUP)とのライセンス事業のためにも使用したい」としている。

 株主の変更に伴い、12日付でジャッド・クレーン(Judd Crane)最高経営責任者(CEO)およびジョン・パオリチェリ(John Paolicelli)最高財務責任者が退任し、新CEOにはアメリカのアパレル小売りであるトリッド(TORRID)のケイ・ホン(Kay Hong)元CEOが就任した。

 同社は、「ジャックとラザロはこの変化を歓迎している。ブランドを設立した当初のビジョンに立ち戻り、発展し続けるファッション業界におけるリーダーとしてのポジションを確立する機会にしたい」とコメントした。

 プロエンザ スクーラーは、07年にヴァレンティノ ファッション グループ(VALENTINO FASHION GROUP以下、VFG) が推定370万ドル(約4億2100万円)で株式の45%を買収したが、11年にジョン・ハワード(Jhon Howard)=アーヴィング・プレイス・キャピタル(IRVING PLACE CAPITAL)CEOとセオリーのローゼンCEOが率いる投資家グループがVFG保有株のほとんどを取得。15年に、元サックス・フィフス・アヴェニュー(SAKS FIFTH AVENUE)社長のロン・フラッシュ(Ron Frasch)が参加するカスタネア・パートナーズが少数株式を取得していた。