ファッション

「サンローラン」2015年春夏パリ・メンズ・コレクション

REPORT

サイケなロックをまばゆく飾るゴージャスなヒッピー
「サンローラン(SAINT LAURENT)」2015年春夏メンズ・コレクションのインスピレーション源は、1960年代にアメリカ西海岸で巻き起こったヒッピーのフォークロア。エディ・スリマンは、自身が好むサイケデリックなロックのルーツをミックスし、メゾンならではの上質な素材と仕立てによって、エスニックなホーボースタイルをラグジュアリーに昇華した。

フリンジ付きのパッチワークポンチョや刺しゅう入りのカフタンを始め、とにかくアウターのバリエーションが豊富。ヒッピーを象徴するアイテムに、ビジューやスパンコール、金糸のエンブロイダリーをギラギラと飾りつけた。アイコンのレザージャケットの代わりに拡充したのは、スエードのフォークロアジャケット。エディが好む、ハイウエストのスキニーデニムと好バランスなコンパクト丈シルエットでまとめる。テーマを強調する華やかなアウター群はややリアリティに欠けるものもあるが、シャツや大判のストール、ミリタリージャケットなどはリアルなワードローブに着地。胸元にたっぷりと重ねたアクセサリーも人気を呼びそうだ。

会場には黒のライダースにスキニーパンツ姿のファッションキッズたちがコレクションを一目見ようと列を作り、熱気で満ちていた。華やかな演出でテーマをわかりやすく、エディらしく料理したコレクションは、熱狂的なファンをさらに虜にしたことだろう。

LOOK

FRONT ROW

 

「サンローラン(SAINT LAURENT)」2015年春夏パリメンズ・コレクションでは、スコットランド出身のバンド、フランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)でヴォーカルを務めるアレックス・カプラノス(Alex Kapranos)や韓国の人気グループ、ビッグバン(BigBang)のジードラゴン(G-Dragon)らが来場した。カプラノスは7月25日、フジロックフェスティバルでヘッドライナーを務める予定。「フジロックは開催地と観客が素晴らしい。いつもラインアップが良く、いい雰囲気だ」と話した。また、フロントロー常連のフランソワ-アンリー・ピノー=ケリング会長兼CEO(Francois- Henri Pinault)やイヴ・サンローランを支えた実業家のピエール・ベルジェ(Pierre Berge)、サンローランのミューズだったベティ・カトルー(Betty Catroux)らも会場に姿を現した。

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