「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は2026年春夏コレクションをミラノで発表した。会場には俳優の磯村勇斗、SEVENTEENのジョシュア、TWICEのモモらセレブリティが来場し、沿道を埋め尽くしたファンの声援に応える姿を見せた。時折強まる雨脚さえも熱気を冷ますことはなく、会場周辺は熱気に包まれた。
同ブランドは昨今、ルーツであるスポーツの機能性にワークウエアの要素を掛け合わせたユーティリティルックに注力。最新ルックをまとったゲストは、モッズコートやアビエイタージャケットといったワークウエア由来のアウターを軸に、フレアのミニスカートやプリーツスカートを合わせて、無骨さと軽やかさを織り交ぜたスタイルが目立った。足元は、近年のレトロスニーカーブームを背景に再評価が進む“メキシコ 66”の人気が圧倒的。一方で、存在感のあるワークブーツを取り入れる来場者も少なくなく、軽快さと重厚さという二つの潮流に分かれた。鮮やかな“オニツカイエロー“は、より控えめで柔らかなバターイエローが主流となり、ストリート全体を柔和なトーンで包み込んでいた。