ビジネス

米老舗高級デパートだったヘンリ ベンデルが2019年1月で閉店 ECも終了

 ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET)」や「バス アンド ボディー ワークス(BATH AND BODY WORKS)」などを擁するLブランズ(L BRANDS)は傘下の老舗高級デパート、ヘンリ ベンデル(HENRI BENDEL)のビジネスを終了する。ニューヨーク5番街の旗艦店を含め23店舗全てを19年1月末で閉店し、ECも終了するという。かつては高級百貨店だったが、近年は中価格帯のプライベートブランドのアクセサリービジネスに特化していた。

 同社によるとヘンリ ベンデルの今年度の売り上げは8500万ドル(約94億3500万円)で、営業損失は4500万ドル(約49億9500万円)を見込む。これにビジネス終了によるコストが上乗せされる。

 レスリー・ウェクスナー(Leslie Wexner)Lブランズ会長兼最高経営責任者はヘンリ ベンデルの閉鎖を、「業績回復と収益性改善のため」とし「将来性の高いブランドに注力していく」と語った。また「今回の決断は企業としては正しい判断だが、“Lブランズファミリー”にとってはつらい結果である。ヘンリ ベンデルの関係者および従業員のこれまでの尽力に深く感謝する」とコメントした。

 同社は、1月末までヘンリ ベンデルに就業する従業員には残留特別手当を支給すると発表した。また、社内での異動や解職手当、転職のためのサポートなどを提供するという。

 同社は「ヴィクトリアズ・シークレット」の不調もあり、厳しい状況が続いている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。