ビジネス

ケリングが「ステラ マッカートニー」の株式を売却か?

 「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KENRING)は、保有する「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の50%の株式をデザイナーのステラ・マッカートニーに売却する協議を進めていると英「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion以下、BoF)」が報じている。

 ケリングのスポークスマンは「BoF」の取材に対し、「ステラ・マッカートニーとケリングは2001年に50%ずつの出資での合弁でブランドをスタートした。株主の間では、将来的なパートナーシップについて協議が行われている。契約内容に変更が出た場合、適切な時期に公表する」と話しているという。ステラが自社株50%の買い戻しを実行すれば、両社は17年間のパートナーシップを終了することになる。

 ケリングは今月、ラグジュアリー・ブランドにフォーカスするために保有していたプーマ(PUMA)株の70%を同社株主に現物分配すると発表したばかり。

 「ステラ マッカートニー」はブランド設立当初から、レザーやリアルファーを使用しないサステイナブルなモノ作りをポリシーとして掲げているが、18年春夏からグループの「グッチ」も同調し、リアルファーの使用廃止を宣言していた。

STELLA McCARTNEY x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。