ファッション

NYメンズが後ろ倒しでウィメンズと合同に ファッション・ウイークは10日間に

 アメリカファッション協議会(Council of Fashion Designers of America以下、CFDA)は、ニューヨーク・メンズ・ファッション・ウイークを2018年2月5〜7日に開催し、8〜14日に開催されるウィメンズのニューヨーク・ファッション・ウイークと合体させると発表した。

 マーク・ベッカム(Mark Beckham)CFDAマーケティング部門バイス・プレジデントは「ファション・ウイークは10日間になる。スケジュールも1つに統一し、ウィメンズ、メンズ、男女合同などの表記もつけない。男女合同ショーだろうが、オフスケジュールや海外で発表しようが、われわれはデザイナーがコレクションを披露するのをサポートする。メンズ・ファッション・ウイークをウィメンズと合体させることで、メンズブランドだけでなくファッション・ウイーク全体が活性化されることを願っている」と話した。 

 暫定スケジュールは数日以内にCFDAの公式ウェブサイトにアップされるが、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」はメンズのトリを飾り、7日にショーを行う。また、「ボス(BOSS)」「ジョセフ アブード(JOSEPH ABBOUD)」 「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」「トッド スナイダー(TODD SNYDER)」「オヴァディア & サンズ(OVADIA & SONS)」などのブランドがメンズ・ファッション・ウイークにカムバックする。他の有名デザイナーの参加も確定しそうだとベッカムCFDAマーケティング部門バイス・プレジデントは明かした。

 ファッション・ウイークに参加するジョセフ・アブードは、「コレクションを完成させる時間に余裕ができただけでなく、ウィメンズのファッション・ウイークと近づけることで、メンズのファッション・ウイークのためだけにエディターたちに遠方から来てもらわなくてもよくなった」と話す。

 開催地は前回のスカイライト・クラークソンSQ(Skylight Clarkson Sq)ではなく、トライベッカ・ハドソンストリートのキャディラック ハウス(Cadillac House)、チェルシーのピア59(Pier 59)とスカイライト モダン(Skylight Modern)が若手デザイナーの主要開催地となる。「ラフ・シモンズ」「ジョセフ アブード」「ペリー エリス」などはそれぞれに開催地を選ぶようだ。

 公式スポンサーも確定し、キャディラック(CADILLAC)やノードストロム(NORDSTROM)、フォーシーズンズ(FOUR SEASONS)が再び加わる。

 だが、7月のメンズ・ファッション・ウイークと9月のウィメンズのファッション・ウイークを合体させるつもりはないようで、7月のメンズ・ファッション・ウイークは7月9〜12日に開催することが決定しているという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

U-30クリエイターズ特集 境界線を飛び越える、若きクリエイターたちの現在地【WWDJAPAN BEAUTY付録:我が道を行く、ロート製薬】

4月28日 & 5月5日の合併号となる今号は、30歳以下のクリエイターを特集します。毎年恒例になりつつあるこの企画ですが、今回は「ビヨンド バウンダリーズ(越境するクリエイティビティー)」と銘打ち、国籍やジェンダー、身体、カルチャーの枠組みを超えて表現を続ける、U-30世代のクリエイター18名に光を当てました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。