ファッション

カニエ・ウェストの勝手すぎる行動にCFDAが激怒

 カニエ・ウェスト(Kanye West)は、自身のブランド「イージー(YEEZY)」のシーズン5のショーの日時をアメリカファッション協議会(CFDA)と協議することなく決定した。これに対し、CFDAは怒りをあらわにしている。彼は2月15日の17時(ニューヨーク時間)から、ピアー59スタジオでショーを行うと発表。同じ時間帯にはすでに「マルケッサ(MARCHESA)」が公式スケジュールでショーを行う予定になっている。

 スティーブン・コルブ(Steven Kolb)CFDA最高経営責任者兼社長は「今回もわれわれはカニエから何の相談も受けていない。ニューヨーク・ファッション・ウイークのスケジュールを管理しているCFDAは、300以上のブランドと共に日時の調整を行っている。われわれに相談せずに勝手に決めてしまうことはファッション・ウイーク全体にとっても、すでに時間が確定しているデザイナーにとっても迷惑な話だ。このような行為は許されるべきではなく、このため彼を公式スケジュールには入れない。しかし、われわれとしては、彼自身が望むのであれば、喜んでこれから一緒にスケジュールの再調整を行う」とコメント。

 「マルケッサ」のジョージナ・チャップマン(Georgina Chapman)とケレン・クレイグ(Keren Craig)=デザイナーおよび「イージー」をカニエと手掛けるアディダス(ADIDAS)からはコメントを得られていない。
 
 先シーズンもカニエは公式スケジュールを考慮せずに日時を決めた。会場が市内中心地から遠く、その結果、「ウィット(WHIT)」「ミシェル ヘレン(MICHELLE HELENE)」「R13」、そしてパーソンズ・スクールの卒業コレクションとショーの時間が被る問題が勃発。また、開始時間が大幅に遅れ、多くのエディターやバイヤーを待たせた他、炎天下の中熱中症で倒れるモデルが続出するなど、批判が殺到した。それ以前にもカニエのショーと被らないように急遽ショーの日時を変更せざるを得なくなったデザイナーや、被ってしまったショーのどちらかを犠牲にしたエディターやバイヤーもいた。

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