ファッション

編集長はパリコレで何した?Vol.8 「ステラ」のユーモアに救われ、「サカイ」で梢&emmaと再会、夜中にカニエに突進

 3月第1週に入るとフランスでも薬局からマスクと除菌ジェルが消えました。先にお伝えしたように、この頃にアメリカの業界関係者が一斉に帰国しショー会場には空席が目立つように。頭の片隅に常にアイツがいるのは誰でも同じです。挨拶のキスは互いに自粛し、“エアキス”が浸透。キスの代わりに楽しんごちゃん風に、両手でハートを作って返したらウケました(笑)。

3月2日(月)10:00
「ステラ マッカートニー」の
高度なメッセージ発信

 言葉は不要でしょう。どうぞ「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のフィナーレ動画を見てください。多くの人が「カワイイ!!」と声をあげたくなるはず。そして動物たちが持つバッグを見ると言葉を失うはず。環境問題に熱心に取り組むステラですが今季はブランドの原点でもある動物愛護のメッセージをより強く打ち出しました。真剣で同時にユーモアやウィットも忘れないステラのメッセージの発信方法はとても参考になります。

11:00
「サカイ」は
どこまで行くのでしょう?

 「サカイ(SACAI)」という会社は日本全国の腕のある職人さんをまとめあげる言わばオートクチュールのアトリエみたいな存在だと思っています。上へ上へと理想を追い求める阿部千登勢デザイナーだけではなく、そのアイデアをなんとか形にしようとする人のアイデアと技も進化しているから服も進化しています。

 「4次元」と阿部さんが表現した今季のクチュールライクな服もそう。メンズのパンツ?と思ったらドレスだった!みたいな驚きが随所にありますが、これってアイデア倒れに終わらず「きれい」に着地するのは大変なことです。これからジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のオートクチュールのアトリエに迎えられる阿部さんが何を見てどんな進化を遂げるのか楽しみです。

15:30
「アクリス」の心地良さ

 光がたくさん入る、天井の高い美術館。そう聞くだけで気分が少し良くなりませんか?「アクリス(AKRIS)」がショーを行った現代アート美術館はそんな場所です。もうひとつ、触り心地の良い上質素材ときれいな色を使った仕立ての良い服。これも気分が良くなる響きですね。「アクリス」とはそういうブランドです。

16:30
大好評「パコ・ラバンヌ」の
展示会へ

 今季、大変評判が良い「パコ・ラバンヌ(PACO RABANNE)」の展示会へ。スタイリストさんのスタイリング魂に火をつけるようなアイテムがそろっていました。

20:00
サラの優しく強い「マックイーン」

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」は、サラ・バートン(Sarah Burton)を中心にチーム力が高まっている感じ。超シャイと言われるサラは決して前面には出てこないけれど彼女の下で若手が育ち、求心力がモノづくりや店頭やプロモーションなど各所に発揮されている感が伝わってきます。あれから10年。もうリー(Lee)と比べる必要はないですね。

21:30
「イージー」で大騒ぎ

 夜も更けましたが、隠れカニエファンとしては、もう一頑張り。「イージー(YEEZY)」のショーへ向かいました。会場周辺に集合するカニエ・ウェスト(Kanye West)のファンが車のクラクションを鳴らしたり、バス停の屋根に登ったりと大騒ぎする近くに駐車をし、「どうせ1時間押しでしょ」とひと眠りしようとしたらどっこい!30分遅れで“きちんと”始まりました。その顛末についてはこちらの記事に詳しいのでぜひご覧ください。

最新号紹介

WWD JAPAN

バーチャル空間に商機あり ファッションビジネスの可能性を探る

1月18日号は「バーチャル空間」特集です。世界最大級のストリートの祭典「コンプレックスコン」のデジタル版「コンプレックスランド」と世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット5」を徹底取材。出展者や参加者が “体験”したことで分かった可能性や課題をまとめました。大型連載、サステナブル特集はステップ5として「認証」がテーマ。国際的な認証機関のお墨付きを得ることの重要性を説きます。ミニ特集では…

詳細/購入はこちら