PROFILE: 吉田麻紀/大丸松坂屋百貨店 執行役員 大丸東京店長

東京の玄関口である東京駅八重洲口の大丸東京店の店長に、3月から吉田麻紀氏が就任した。3年前にJ.フロント リテイリング(JFR)に入社する前は、長らくオリエンタルランドでキャリアを重ねた。百貨店のプロパーとは違った目線で、百貨店の魅力を引き出すべく奮闘する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年7月20日号からの抜粋です)
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開業年:1954年(建て替え開業は2012年) 店舗面積:4.6万㎡ 総額売上高:843億円(26年2月期) 概要:東京駅八重洲口で70年以上にわたって営業する。07年の第1期建て替え開業の際、百貨店業界で初めて1階に食品(和洋菓子)売り場を設けたことでも知られる。場所柄、旅行客や出張客の利用が多く、和洋菓子の人気店には行列が絶えない。
巨大ターミナル立地の
「頼ってもらえる目的地」になる
WWD:百貨店の店頭の現場経験を経ず、いきなり主要店舗の店長に就く人事は珍しい。
吉田麻紀店長(以下、吉田):持株会社JFRでは、経営企画担当としてグループ全体を俯瞰する経営戦略の仕事を3年間やった。小売業経験者ではない外の目で、JFRグループを見つめ直すのが私の役割だった。今度は最前線の現場に入って新しい風を吹かせる役割だと捉えている。JFR時代は事業会社の経営層と話す機会が多かった。現場で起きている問題を頭では理解するものの、細かい実態までつかむのは難しい。店長になってまだ3カ月ながら「あのとき言われていた課題はこれだったんだ」と少しずつつながってきた。
現場でしか分からないこと
WWD:現場の目線と大局的な目線の両方を取得しようと。
吉田:オリエンタルランド時代は企画の仕事が長かったが、それでもオフィスの隣に現場があった。お客さまの表情やキャストの動きを見ると、何が課題なのかよく分かる。百貨店も同じだ。店内に一歩入れば、良い面、悪い面を含め、さまざまな情報を感じられる。対応策を講じれば、結果がすぐに出るのが現場の面白さでもある。
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