今の百貨店ビジネスは、もはや単なる品ぞろえだけでなく、「何をどのように売るか」という販売戦略が重要だ。売上高の大きなウエイトを占める外商強化やインバウンド施策をはじめ、各社、工夫を凝らして独自のシステムやサービスを充実させている。ここでは、百貨店6社に取材し、それぞれの取り組みについて紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2026年7月20日号からの抜粋です)
「デパコ」初の化粧品OMO拠点
芦屋店の新たな集客装置に
大丸松坂屋百貨店は8月28日、化粧品メディアコマース「デパコ(DEPACO)」の初となるリアルショップを大丸芦屋店1階にオープンする。狙いは単なる出店ではない。オンラインで培ってきた編集力や商品提案力、顧客データを生かし、店頭での「試す・相談する」体験と組み合わせることで、新たなコスメ購買体験を構築する。望月美穂デパコ編集長は「化粧品はオンラインだけでは伝えきれない。色や香り、質感を実際に試せるリアルの接点は不可欠だ。芦屋店を化粧品OMOの第1号拠点と位置付け、実証実験を進める」と話す。
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