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特集 投資会社・PEファンド 第10回 / 全12回

LVMHと戦略的パートナーシップを結ぶ投資会社Lキャタルトン・ジャパンのトップがブランドを見るときの「3つの視点」

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ファッション&ビューティ業界では、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)と戦略的パートナーシップを結ぶLキャタルトン(L CATTERTON)は有名だ。このPEファンドは、どんな存在なのか?それを知るべく、Lキャタルトン・ジャパンと、M&Aした家具のリーディングカンパニーの関家具社長との対談を紹介する。Lキャタルトンが考えるブランド投資の可能性については、ジャパントップに寄稿してもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2026年8月31日号からの抜粋です)

PROFILE: 清水俊孝/Lキャタルトン・ジャパン マネージングパートナー

清水俊孝/Lキャタルトン・ジャパン マネージングパートナー
PROFILE: (しみず・としたか)クイーンズランド大学 卒。ライジング・ジャパン・エクイティ、CLSAキャピタルパートナーズ(現サンライズ・キャピタル)でコンシューマー業界を中心に投資・バリューアップ・イグジットまでの一連の業務を担当。2017年に日本拠点の Lキャタルトン・ジャパンを立ち上げ、18年に投資活動を開始 PHOTO : TSUKASA NAKAGAWA

ファッションアパレルや化粧品、ライフスタイル領域でこの数年、PEファンドが株主として名を連ねる例が目に見えて増えた。事業承継、上場企業の非公開化、海外展開等の事業成長に向けた資本構成の入れ替えなど個別の事情はさまざまだが、ブランドビジネスの資本が動き始めていることを示唆している。

Lキャタルトンは1989年から一貫して、コンシューマー業界(消費財・消費者向けサービス)に特化したPE投資を300件以上実行してきた。市場の発達に伴い、PEファンドは資金を調達する金融プレイヤーから、事業会社に伴走しながら付加価値を共創する存在へと進化する必要が生じるようになった。そこでLキャタルトンは、専門性を構築すべくコンシューマー領域に特化。その中でブランドビジネスへの投資には、一般企業とは異なる難しさと同時に大きな成長機会があると考えている。

なぜ今、ブランド企業の
資本が動いているのか

なぜ今、資本が動いているのか。背景には大きく3つの要因があるだろう。1つ目は、1970~80年代に生まれた企業が、創業者から次の世代へバトンを渡す時期を迎えていること。後継者がいない場合、家族に承継したり、役員や社員に引き継いだりと、オーナーが考えるべき選択肢は一つではない。そして事業承継は、単に株式を誰かに渡すことではない。「このブランドを、この先誰が、どう成長させていくのか」という経営そのものの問題である。

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