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“マチュー旋風”で勢いに乗る「シャネル」のプレジデントが語る 新プロジェクトや業績改善、値上げ戦略の舞台裏

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PROFILE: ブルーノ・パブロフスキー=シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント、le19Mプレジデント

ブルーノ・パブロフスキー=シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント、le19Mプレジデント
PROFILE: ボルドー商科大学を卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで経営学修士(MBA)を取得。1987年にデロイトでキャリアをスタートし、90年にシャネルに入社。主にファッション部門の要職を経て、2018年から現職。また、21年にシャネルが設立した新施設le19Mのプレジデントも務めている PHOTO:COURTESY OF CHANEL ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

シャネル(CHANEL)」は4月28日、2027年クルーズ・コレクションを発表した。25年4月に着任し、10月にデビューコレクションを披露したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=アーティスティック・ディレクターによる初のクルーズショーの舞台は、仏南西部ビスケー湾に面した高級リゾート地のビアリッツ。メゾンの創成期にクチュールハウスを開いた、縁の深い土地だ。そのビアリッツ出身であるブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントに、マチューによるクリエイションの評価や中東情勢の影響、値上げなどについて聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月11日号からの抜粋です)


WWD:「シャネル」がビアリッツでショーを開催したことに対する地元の反応は?

ブルーノ・パブロフスキー=ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデント(以下、パブロフスキー=プレジデント):とても誇らしく思ってくれていると感じる。彼らは、「シャネル」というクチュールメゾンがここで育まれたことを知っているからね。(※後掲の『シャネル』のはじまり』を参照)

WWD:故郷にゲストを迎える心境は?

パブロフスキー=プレジデント:メゾンの歴史に根差した場所なので、理想的なショーのロケーションという以上の意味がある。カール(・ラガーフェルド)はこの地に別荘を持っていてよく滞在していたし、イベントの開催を検討していたものの、実現しなかった。

今年はかつて「シャネル」のクチュールハウスがあったヴィラ・ドゥ・ララルドに夏季限定のポップアップをオープンしたが、この建物の取得に6年を要した。ガブリエル(・シャネル)はオーナーではなく借りていただけだったし、その後85の区分に分けて販売されたので、それを一つ一つ買い戻さなければならなかったんだ。今後5年をかけて改修し、店舗やギャラリーにするプロジェクトを進めている。これはマチューが就任した際、最初に話し合ったことの一つだ。彼は幼少期から休暇でビアリッツをよく訪れており、親しい友人も多い。そうした意味で、この地でのショー開催は自然な流れだったといえる。

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