
ヤーマンは、2025年12月期(決算月変更のため5〜12月の8カ月決算)の連結業績予想を下方修正した。修正後は、売上高が165億円(修正前は180億円)、営業損益は8億円の赤字(同4億5000万円の黒字)、経常損益は8億円の赤字(同4億500万円の黒字)、最終損益が14億円の赤字(同2億5000万円の黒字)となる。
同社は、国内の年末商戦や海外の大型ECイベントに向けた売り上げ拡大施策を強化しているものの、将来的な成長基盤の構築に向けた戦略的投資の実行、国内事業の収益構造改革の過渡期にあることを理由に、今期の予想修正に踏み切った。また、財務基盤の再構築に伴う一時費用を計上する見込みで、今期の利益を圧迫する要因となった。
さらに、28年度に売上高700億円達成を掲げる新たな中期経営計画(26年1月〜28年12月)の公表時期を延期する。当初は25年12月末の発表を予定していたが、経営層および各部門責任者による事業構造の再検討・調整を継続しているとして、26年3月中の公表へと変更する。新中計は、「“美顔器といえばヤーマン”の復活」と「“日本発”のグローバルで通用する製品・ブランド創り」を主テーマとする。同社は延期期間を活用し、国内外の市場環境を精査しながら、より実行可能性の高い強固な計画に仕上げる方針だ。
5〜10月期の連結業績は、売上高が前年同期比9.5%減の115億円、営業損益が11億円の赤字(前年同期は6億4300万円の黒字)、経常損益が11億円の赤字(同2億8500万円の黒字)、純損益が11億円の赤字(同600万円の黒字)だった。