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渋谷スクランブルスクエア2期棟の完成が4年遅れに 2031年度に計画変更

東急、JR東日本、東京メトロは9日、渋谷駅で開発を進める渋谷スクランブルスクエアの2期棟(中央棟・西棟)の完成が2031年度になると発表した。当初の計画では27年度の完成を予定していたが、4年後ろ倒しになる。回遊性や安全性などの観点から同ビルを含めた渋谷駅一体の開発計画を部分的に見直したため、スケジュール変更するに至った。

渋谷スクランブルスクエアは1期棟(東棟)が19年11月に開業。東急東横店などの跡地を再開発した。1期棟は45階建ての高層ビルで商業やオフィスで構成される。商業は地下2階から地上14階の16フロアで営業面積3万2000平方メートルに、ファッションやビューティ、飲食などの店舗が入居する。

19年時点で2期棟は27年度の竣工を目指すと発表されていた。上記の見直し理由だけでなく、他の再開発エリアと同様に建築資材高騰や人手不足も影響したものと思われる。1期棟以降に開業した渋谷フクラスや渋谷サクラステージなどの実績も踏まえ、計画の精度を高める。

中央棟と西棟が完成すると、東棟と連結されて商業の1フロアの売り場面積は最大で約6000平方メートルとなり、国内最大級の商業施設になる。渋谷スクランブルスクエアおよび渋谷駅周辺のハチ公広場などの5カ所の広場、歩行者ネットワークを整備し、34年度までにターミナル全体が完成となる見通しだ。

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