
強さをまとうアウター
アウターの主軸となるのは、暖かな素材で優しく体を包み込むようなデザインと、パワーショルダーやシャープなラインを取り入れたテーラードジャケットやコート。秋から春まで着回せるレザージャケットのラインアップも拡大している。また、カジュアルからエレガントまで幅広いスタイルをクロップド丈にアレンジしたアイテムも充実。メンズではすでに定番のアウトドアやユーティリティーアウターは、ウィメンズでも広がっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月21日号からの抜粋です)
GENTLY WRAPPING
体を包み込むシルエット
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キーワード1の「COZY & TENDER」に呼応するように、今季はボリュームたっぷりの素材でふんわり体を包み込むようなアウターが豊作だ。ラインアップは、コクーンなど丸みを帯びたシルエットのコートから、ケープ、ラップデザイン、一体化したショールを肩に巻き付けるスタイルまで。シアリングやファー、ブランケットウールといった、肌触りのいい暖かな素材が中心になる。
POWERFUL TAILORING
力強いテーラリング
チェスターコートやピーコート、そしてアウター代わりに使えるテーラードジャケットは、力強い肩が特徴のデザインが勢ぞろい。引き続きオーバーサイズ&ボクシーもあるが、新生「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「スポーツマックス(SPORTMAX)」のようにカッチリした肩に対してボディーラインに沿うように腰を絞ったシルエットも増えている。「トッズ(TOD'S)」のように細身のロング丈でシャープさを演出したコートも新鮮。
LEATHER JACKETS
レザージャケット
秋から春まで活躍するレザーや合成皮革のジャケットは、ワードローブに欠かせない。汎用性の高い黒や茶のライダースジャケットやブルゾンをベースにしつつ、アレンジを効かせたデザインも登場した。例えば、「フェラガモ(FERRAGAMO)」はアイコン“ハグバッグ”のデザインをポケットに採用。フェミニンなアイテムと合わせて、ハード&ソフトの対比を効かせたスタイルも多い。
VICTORIAN JACKETS
ビクトリアンジャケット
トレンドアウターとして新鮮だったのは、絞ったウエストやペプラム、襟元のフリル、ふくらんだ袖などが特徴的なビクトリアンジャケット。「クロエ(CHLOE)」はサテンやレース、ベルベットを使ったクロップド丈を、「ディオール(DIOR)」はファスナー開閉のコルセットをドッキングしたデザインを提案した。
CROPPED
クロップド丈
今季は、クロップド丈のアウターも充実している。重心を上げることでスタイルアップを狙えるアイテムは、カジュアルからエレガントまでさまざまな着こなしに活躍しそうだ。例えば、「コーチ(COACH)」はコンパクトなレザーブルゾンにローウエストのバギーパンツをスタイリング。一方、「ミュウミュウ(MIU MIU)」はケープのようなファージャケットをスリムなトップスとスカートに合わせた。
OUTDOOR & UTILITY
アウトドア&ユーティリティー
「ミュウミュウ」のフリースブルゾンから「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」のフィールドジャケットまで、アウトドアを想起させるデザインを都会的なスタイルに取り入れる提案は、ウィメンズでも広がっている。引き続き「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」と協業した「セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のように、本格的な機能性とブランドならではのデザイン性を掛け合わせたアイテムにも注目だ。
AND COURTESY IMAGES(CARVEN, ERMANNO SCERVINO, KIKO KOSTADINOV, MARINE SERRE, OTTOLINGER, ZIMMERMANN), GIOVANNI GIANNONI (CAROLINA HERRERA, COACH, COLLINA STRADA, DILARA FINDIKOGLU, FENDI, MICHAEL KORS COLLECTION) / WWD ©︎ FAIRCHILD PUBLISHING, LLC