ファッション

「ブルガリ」がバッグ&アクセを改革 メアリー・カトランズが指揮

有料会員限定記事

PROFILE: メアリー・カトランズ/「ブルガリ」レザーグッズ&アクセサリークリエイティブ・ディレクター

メアリー・カトランズ/「ブルガリ」レザーグッズ&アクセサリークリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1983年ギリシャ・アテネ生まれ。アメリカのロードアイランド・スクール・オブ・デザインで建築を学んだ後、テキスタイルデザインに転向。2008年にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校のファッションコースを卒業する。その後自身のウィメンズブランドを立ち上げ。24年4月に「ブルガリ」初のレザーグッズ&アクセサリーのクリエイティブ・ディレクターに就任した

「ブルガリ」はレザーグッズ&アクセサリーの初代クリエイティブ・ディレクターに、ファッションデザイナーのメアリー・カトランズを任命した。「ブルガリ」の創業者ソティリオ・ブルガリと同じギリシャで生まれ育ったルーツ、強みの大胆な色彩感覚や素材への理解が共通した。このほどデビューコレクション、“カラ“(イタリア語で荘厳な美の意)を発表したカトランズにビジョンを聞いた。(編集部記者 木村和花)

WWD:初代クリエイティブ・ディレクターとしてのミッションは?

メアリー・カトランズ(以下、カトランズ):「ブルガリ」のチームとは、私の役割について時間をかけて話し合ってきたし、現在進行形で議論を重ねているところだ。まず明確なのは、レザーグッズおよびアクセサリー部門の未来に向けてクリエイティブなビジョンを持ち込むこと。一般的に「ブルガリ」は卓越したハイジュエリーブランドとして認識されていると思うが、それだけではない。アクセサリー、時計、香水、全てのカテゴリーで美に対する本質的な考え方は共通している。ブランドと消費者を結ぶコミュニケーターとして、その本質を伝わりやすい形で解釈し「ブルガリ」の豊かな歴史と共に伝えていく責任がある。お客さまを「ブルガリ」という宇宙にお連れし、日常生活のさまざまな場面で味わってもらうことが最も重要なミッションだろう。

WWD:「ブルガリ」はさまざまなアイコンバッグを世の中に送り出してきたが、さらにアップデートさせるには何が必要だと考える?

この続きを読むには…
残り1517⽂字, 画像9枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。