ビューティ

ロクシタンが持株会社を通じて株式を買い取り 香港証券取引所から上場廃止へ

ロクシタン インターナショナル(L’OCCITANE INTERNATIONAL、以下ロクシタン)は4月29日(現地時間)、株式を非公開化すると発表した。ライノルド・ガイガー(Reinold Geiger)取締役会長ら経営陣は、投資持株会社のグループ・ロクシタンSA(GROUPE L’OCCITANE SA)を通じて、保有していない全株式を1株あたり4ドル34セント(約677円)、総額約17億ユーロ(約2839億円)で取得して、香港証券取引所における上場を終了する狙いだ。持株会社はすでにロクシタンの発行済み株式の72.64%を保有している。ロクシタンは声明文で「現経営陣で非上場企業として事業を継続することで、長期的で持続可能な成長に投資する。業界の動向と上場企業としての経営のプレッシャーが重なったことが取引の根底にある。世界の化粧品業界における競争が激化する中、柔軟性を重要視する」と述べた。

提示額は2月5日の終値26香港ドル(約520円)に対して約30.77%のプレミアムとなっている。これに基づく同社の時価総額は約64億ドル(約9984億円)。取引は投資銀行クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク(CREDIT AGRICOLE CORPORATE AND INVESTMENT BANK)の外部債務組織と、ニューヨークを拠点とする投資会社のブラックストーン(BLACKSTONE)、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント・インターナショナル(GOLDMAN SACHS ASSET MANAGEMENT INTERNATIONAL)などの関連会社から追加資金を調達する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。