ファッション

「ティファニー」未公開作品を約300点展示 歴史をたどる17年ぶりの展覧会

ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、約17年ぶりとなるエキシビション“「ティファニー ワンダー」技と創造の187年”を4月12日から6月23日まで虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階のトウキョウ ノード(TOKYO NODE)で開催する。チケットは、ティファニー公式アプリで3月14日から購入可能だ。

同展は10のスペースで構成。展示作品は、米国発のメールオーダーカタログ“ブルー ブック(Blue Book)”から“ブルー ボックス”の初期のデザイン、ブランドを象徴するティファニー®︎ セッティングのエンゲージメント リングまで多岐にわたる。さらに、「ティファニー」の伝説的デザイナーであるジョージ・ポールディング・ファーンハム(George Paulding Farnham)が製作した希少な蘭のブローチやジャン・シュランバージェ(Jean Schlumberger)の“プルーム ネックレス”など、300点近い未公開作品を通じて、「ティファニー」の187年及ぶ職人技とクリエイティビティー、伝統と現代性の物語を伝える。また、シュランバージェの代表作“バード オン ア ロック(Bird on a Rock)”のブローチから着想を得て、新しいデザインに生まれ変わった128.54カラットの“ザ ティファニー ダイヤモンド(The Tiffany Diamond)”も展示する。

会場デザインは、同ブランドの五番街ニューヨーク本店“ザ ランドマーク(The Landmark)”も手掛けた建築事務所、OMAが担当した。

「ティファニー」と日本の関係性は、創業時の1837年にチャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany)が、米国市場では当時珍しかった日本からの輸入品を顧客に提供したことから始まった。ブランドを代表するデザイナーのエドワード・C・ムーア(Edward C. Moore)やルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)、エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)らが日本の芸術に影響を受けており、同エキジビションでは日本への感謝をさまざまな角度で示している。

アンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー社長兼CEOは同エキシビションについて、「『ティファニー』は長年、日本からインスピレーションを得て、その確かなつながりと長い歴史を築き上げてきた。ブランドの優れたクラフトマンシップや比類なきダイヤモンドの権威、そして創造力を高揚させるこのエキシビションは、訪れる全ての人々に喜びをもたらすだろう」とコメントしている。

■「ティファニー ワンダー」技と創造の187年
日程:4月12日〜6月23日
時間:11:00〜20:00
場所:虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階 TOKYO NODE
住所:東京都港区虎ノ門2丁目6-2
不定休

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。