ファッション
特集 ファッション+アート 第1回 / 全10回

アートの視点がファッションにもたらすもの

有料会員限定記事

アートの視点がファッションにもたらすもの

アートとファッションは、長年寄り添って歩んできた。ココ・シャネル(Coco Chanel)やイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)ら多くのファッションデザイナーたちは、アートをクリエイションの糧にしてきた。近年は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を筆頭に、ラグジュアリー・ブランドとアーティストのコラボレーションが続々と登場。ファッションというフィルターを通して、アートは身近なものになりつつある。「GQ JAPAN」や「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」などのファッションメディアもアートにフォーカスするようになり、百貨店やセレクトショップなどもアートを強化。ファッションとアートが今、急接近している。なぜアートなのか?ファッションとアートが結びつくことで生まれるものは何か?その背景や理由について探る。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月22日号からの抜粋です)

ちまたでは、アートがちょっとしたブームになりつつある。日本では、アートは “美術館で見るもの”と思われがちだったが、最近は街中やメディアでも頻繁に目にする。昨年「ルイ・ヴィトン」が草間彌生とのコラボレーション第二弾をプロモートすべく都内各地でインスタレーションを行ったことは記憶に新しい。このようにファッションブランドや小売店は最近、消費者がアートに触れる機会を創出。アートの消費者との強力なコミュニケーションツールとしての性質は強くなるばかりだ。 

この続きを読むには…
残り1911⽂字, 画像8枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。