ファッション

OTB傘下の「メゾン マルジェラ」のCEOが退任 「ジル サンダー」は新CEOを任命

OTBが擁するメゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)は、ジャンフランコ・ジャンアンジェリ(Gianfranco Gianangeli)最高経営責任者(CEO)が退任したことを明らかにした。OTBによれば、退任は双方の合意に基づいており、後任は数週間後に発表するという。

ジャンアンジェリ前CEOは、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のマーチャンダイジング・マネジャーや日本法人のバイス・プレジデントを経て、2011年にプラダ(PRADA)のアソシエイト・インターナショナル・ディレクターに就任。13年から4年間はジバンシィ(GIVENCHY)のグローバル・リテール・ディレクターを務めた。その後、イタリア・ペルージャに自身の家族が所有するニットウエアメーカーに在籍し、20年9月にメゾン マルジェラにCEOとして加わった。なお、同氏の今後については明らかにされていない。

OTBは、02年にメゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA、現メゾン マルジェラ)の過半数株式を取得。ほかにも「ディーゼル(DIESEL)」「マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」を擁しており、21年3月には「ジル サンダー(JIL SANDER)」を傘下に収めた。

これに伴う経営体制の見直しのため、18年からジル サンダーを率いてきたアクセル・ケラー(Axel Keller)元CEOに代わり、21年9月からはOTBのウバルド・ミネッリ(Ubaldo Minelli)CEOがジル サンダーのCEOも兼任していたが、23年5月2日に同ブランドの新たなCEOとしてルカ・ロ・クルツィオ(Luca Lo Curzio)を任命。6月1日付で就任する同氏は、直近ではエルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP)北米事業の社長兼CEOを務めていた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。