ビューティ
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第24回

Vol.24 美容医療の普及が「スキンケア」への期待値さえ変えている?【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

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 「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、TwitterやFacebook、Instagram、そしてTikTokをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。今回は、美容医療の普及で概念が変わり始めてきた「効果実感」や「肌のお手入れ」についてのお話。

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ソーシャルエディター浅野:ここ数年で一般的になった美容医療ですが、最近はニーズがさらに高まっています。気軽に受けられる施術が増えたこと、挑戦しやすい価格になってきたことで、悩みを解決するための選択肢として浸透してきました。普段のスキンケアの費用は抑えて、肌の悩みは医療で解決という人も増えてきました。私も“美容医療沼”にハマっているところです(笑)。SNSを見ても、「ハイフ」「ダーマペン」「レーザー」などは一般的にも広く知られるようになり、これらのキーワードを使用した一般化粧品やプロモーションも見かけるようになりました。最近だとレーザー美容発想で浸透力にフォーカスした「クオリティファースト(QUALITY 1ST)」のシートマスク“ダーマレーザー”がバズを起こしています。さらに、最近は、高密度の超音波でたるみなどを改善するハイフのような効果を謳う家庭用美顔器が登場。こちらは「危険ではないか?」と物議を醸しています。美容医療は効果が高い分、リスクやダウンタイムもあります。あくまで「医療」なのに、一般化粧品やホームケアとの境界が曖昧になってきたことを危惧しています。

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