ビューティ
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第113回

XのAI「Grok」は便利?それとも要注意?

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改めて言うまでもなく、どの業界においてもAIは欠かせないものとなってきました。私も仕事でChatGPTを活用するなど、使えば使うほどその便利さと日々進化していくAIの世界に驚くばかりです。しかし、Xに実装されている対話型AI「Grok」は、きちんと使ったことがありませんでした。イラストを生成したり、お遊び程度のコンテンツとして時々使ったりくらいです。しかし、もっとも情報が混沌としているSNSと言っても過言ではないXです。もし上手く使いこなせれば有益なのでは?と集中的に使い込んでみました。まずは情報を精査するためにも、私の得意とするビューティの分野で実験です。

使ってみた感想は、情報収集は一般的なAIと変わらず、その先の情報処理や活用は平均的、美容好きで日々SNSを見ていれば「そうだよね」といった答え合わせ的な結果がほとんどでした。これは日々膨大な時間をSNSに費やしている私の感想であり、流行っているコスメを知りたいという一般的な需要には対応できそうですし、無料の機能の範囲であれば十分だと感じました。しかし、私が気になったのは「Grok」が参考としてピックアップした投稿です。かなりの割合でボット(似たような投稿を繰り返す自動化されたアカウント)やPR投稿が混ざっていました。ということは、AIを使って製品名などを組み込んだ投稿を大量に生成して自動投稿してしまえば、簡単に「Grok」にピックされ、よく検索されるであろう「おすすめのコスメ」「人気のコスメ」「バズっているコスメ」あたりの質問に表示させることができるのではないでしょうか。とくに投稿を簡単に量産できるXの特性上、避けられない仕組みなのかもしれません。これまでの「バズっているコスメ」の情報価値は確実に揺らぐでしょう。

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