ファッション

JSFAが政策提言 法による回収の仕組み構築など求めて ZOZOも加盟

 ジャパンサステナブルファッションアライアンス(以下、JSFA)は、ファッション産業における課題解決、そして持続可能な産業へと移行するための政策提言を3省庁に行った。提言先は、消費者庁、経済産業省製造産業局、環境省環境再生・資源循環局。提言内容は次の5項目で、企業、生活者、国、地方公共団体の連携により実現を目指すという。

(1) 適量生産・適量供給と適正価格販売の実現
・国による DX 推進のための環境整備と導入支援、セールの常態化など、ファッション産業における商慣習の是正

(2) 適切なリユース・リペアの推進
・リペアの推進 ・国による生活者への啓発
・国によるリユース・リペア事業者に対する支援

(3) 衣服回収のシステム構築とリサイクル技術の高度化
・法による回収とリサイクルシステムの構築
・リサイクル技術の開発と設備投資に対する支援
・環境配慮設計策の推進と表示基準の策定

(4) サプライチェーンの透明性の確保と環境負荷の把握
・サプライチェーンの透明化や環境配慮設計を推進する開示の推奨
・業界や素材の特性を加味した CO₂排出量把握の仕組みづくり支援

(5)生活者コミュニケーションの充実と行動変容の促進
・国による優良事例の公表と支援
・エコポイント制度等の拡充による消費者の行動変容インセンティブの付与
・グローバル水準に則ったサステナビリティの定義化とそれに伴う情報表示ガイドラインの策定

 ファッション・繊維企業が集まるJSFAは2021年8月に設立された。現在は正会員に19社、賛助会員に24社、合わせて42社が加盟しており、2050 年に「ファッションロス・ゼロ」と「カーボンニュートラル」の実現を目指し活発に議論を重ねている。4月1付でZOZOが正会員に加盟。「業界を代表するファッションブランド、繊維メーカー、商社、小売といった企業・団体、官公庁との連携をより一層深めるとともに、サステナビリティの推進活動を加速させていく」としている。

【JSFA会員企業】

正会員企業:アーバンリサーチ、アダストリア、伊藤忠商事、倉敷紡績、クラレトレーディング、 ゴールドウイン、鈴木商会、ZOZO、帝人フロンティア、TSI ホールディングス、東レ、豊島、 日本環境設計、福助、フルカイテン、丸紅、モリリン、ユナイテッドアローズ、YKK

賛助会員企業:旭化成アドバンス、アシックス、一広、カケンテストセンター、清原、cross Ds Japan、グンゼ、コーベル、サザビーリーグ、サルト、シキボウ、タカキュー、日華化学、日本化薬、日本生活協同組合連合会、日本繊維製品品質技術センター、ハイケム、バリュエンスホールディングス、フジックス、ブックオフグループホールディングス、ボーケン品質評価機構、メンケン品質検査協会、リファインバース、良品計画

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